W杯出場のなでしこジャパン、主将・熊谷が壮行会で意気込み 「女子サッカーの未来のために、世界で戦えることを証明したい」

なでしこジャパンがW杯への壮行会を実施【写真:Getty Images】
なでしこジャパンがW杯への壮行会を実施【写真:Getty Images】

7月14日にパナマと親善試合後、女子W杯へ

 今月オーストラリアとニュージーランドの共催で開幕する女子ワールドカップ(W杯)に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)の壮行会が7月6日に開催され、主将のDF熊谷紗希は「女子サッカーの未来のために、私たちが世界で戦えることを証明したい」と語った。

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 日本は2011年に優勝、15年に準優勝の成績を残したが、近年は日本女子サッカー界の全体的な世代交代だけでなく、特にヨーロッパ各国で女子サッカーの強化が進み、上位の層が厚くなった。19年大会はベスト16でオランダに敗れて敗退し、そのリベンジを誓う。

 池田太監督は「今日はみなさまのパワーをいただきに、そのパワーを持ってW杯を戦ってきたい。ぜひ、応援してください、一緒に戦ってください」と話し、MF猶本光は「今日はみなさんのパワーをもらって、W杯に充電満タンで向かいたいと思います」とコメントして会場からの大きな拍手を受けていた。

 4大会連続出場となる主将のDF熊谷紗希は「W杯はサッカーをしている人の夢の舞台」と語り、前回オランダ戦でゴールするも悔しい敗退を味わったMF長谷川唯は、「私自身も2度目のW杯だけど、知らない世界を経験できた。1回目でも2回目でも夢の舞台には変わらない」と、女子W杯への思いを語った。

 前回大会を終えてから日本では女子サッカーのプロリーグ「WEリーグ」が開幕して2シーズンを終えた。その観客動員や盛り上がりが課題とされるなかで、初年度優勝のINAC神戸レオネッサでプレーするFW田中美南は「代表の結果がリーグに反映されると思っている。責任を持って戦いたい」と話し、2シーズン目で優勝した三菱重工浦和レッズレディースのFW清家貴子が「WEリーグの盛り上がりはこれからまだまだ伸びていくと思う。そのためにも私たちがここで勝って盛り上げたい」と、責任を感じつつ日本女子サッカーの全体的な盛り上がりについて語った。

 7月4日に20歳の誕生日を迎えたDF石川璃音は、「W杯で優勝してお酒を飲みたい」とコメント。MCを務めた元日本代表DF内田篤人氏からは「今度、クレープをおごります」と誕生日プレゼントを宣言されたが、「先輩たちをよく見習って、飲みすぎないように」と“ありがたい”助言を受けていた。また、スペシャルゲストとしてダンスボーカルユニットの「新しい学校のリーダーズ」も登場し、ステージ上でのパフォーマンスを披露。選手たちとのクロストークも交えて和やかな雰囲気になっていた。

 熊谷は「女子サッカーの未来のために、私たちが世界で戦えることを証明したい」と力強くコメント。今後、なでしこジャパンは14日にパナマ代表と国内でのラストマッチを行い、ニュージーランド入り。22日のグループステージ初戦でザンビアと対戦し、26日にコスタリカ、31日にスペインと対戦する。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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