積極補強アーセナル、今夏“不可欠”な強化策は? 2つのポジションを英メディア不安視

昨季プレミアリーグで2位に終わったアーセナル【写真:ロイター】
昨季プレミアリーグで2位に終わったアーセナル【写真:ロイター】

今夏移籍市場で積極的な補強を展開もウイング&左サイドバック強化の必要性を英指摘

 昨季のプレミアリーグで2位に終わったアーセナルは今夏の移籍市場で積極的な補強を展開している。英メディア「90min」は残る補強ポイントとして、ウイングと左サイドバックを挙げた。

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 アーセナルは攻撃的なポジションなら中央やサイドを問わずプレーできるドイツ代表MFカイ・ハフェルツをチェルシーから獲得。さらに今夏のトップターゲットとして定めていたウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライス、アヤックスのオランダ代表DFユリエン・ティンバーの獲得も決定的となっている。中盤センターと最終ラインも着実に強化した。

 そうしたなかで、王者マンチェスター・シティに対抗し得るチームを作るためにはまだ補強が必要なポジションが2つあるようだ。記事では、それがウイングと左サイドバックだと指摘している。

 ウイングでは、特にイングランド代表FWブカヨ・サカの代役不在の右サイドでプレーできる選手が求められているようだ。昨季プレミアリーグで全38試合に出場し、14得点11アシストを記録したレフティーは代えの利かない選手であり、似たタイプの選手もチーム内には存在しない。負傷による長期離脱など、もしもに備えたサカの代役を確保できるのが理想だろう。

 補強が実現しなかった場合は、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスやハフェルツが右サイドに回る機会が増えると予想されている。

 そしてもう1つの補強ポイントとして挙がっているのが左サイドバックだ。ファーストチョイスはウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコだが、バックアップのスコットランド代表DFキーラン・ティアニーとポルトガル人DFヌーノ・タヴァレスは移籍の可能性がある。

 記事では「ティンバーと冨安健洋は逆サイドの役割をできる」と新加入が決定的なティンバーとユーティリティーな冨安でカバーできるとしているが、昨季終盤にはジンチェンコや冨安、フランス代表DFウィリアム・サリバらが立て続けに負傷離脱して苦しんだだけに、さらなる退団者が出た場合には移籍市場に足を踏み入れざるを得なくなりそうだ。

 ただし、ティアニーは残留に傾いているとの報道もあるため、この26歳がチームに残れば補強の必要性は低くなりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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