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市船が流経大柏との“頂上決戦”を制し二冠へ前進 選手権出場を呼び込んだ「戦術的判断」とは
状況に応じて柔軟に変化していく強み
もちろん、試合展開によっては3バックが最適解のケースもある。しかし、この日のベストチョイスは4バックだ――。ピッチ内で感じ取った杉岡ら市船イレブンの判断力からは、高校生離れした冷静さを感じさせた。
「状況に応じて変化していくべき、というのは監督からいつも言われていることです。そこは自分たちの強みだと思います」
杉岡は市船の強みをこう強調した。対人プレーの強いJ内定CBコンビが門番として構える市船は、“自分たちで考えられる”チームでもある。今夏の高校総体決勝や高円宮杯プレミアリーグEASTなどで鎬を削り合った好敵手に打ち勝った一戦は、夏冬二冠に向けての指針となる戦いぶりだった。
【了】
茂野聡士●文・写真 text & photo by Satoshi Shigeno