「釈然としない判定だったが…」 U-17日韓戦の敗北に韓国メディア反応「実力差もあった勝負」
U-17アジア杯決勝で日本に0-3で敗北
U-17アジアカップは、7月2日に行われた決勝でU-17日本代表が韓国代表を3-0で下し、4度目の優勝を飾った。韓国は年代別代表を含めて、日本相手に5試合連続で0-3のスコアで敗れており、悲観的な声が多く上がるなか、韓国メディアは「釈然としない判定だったが、実力差もあった勝負だった」と伝えている。
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U-17アジアカップ決勝は、日本対韓国の日韓対決に。試合は前半44分、日本がゴール左で得たフリーキック(FK)からFW名和田我空が鮮やかな一撃を叩き込み先制。さらに後半21分にはMF望月耕平からのパスに抜け出した名和田が相手GKと入れ替わるように流し込み加点すると、終了間際にはFW道脇豊が追加点を奪い3-0で勝利し、日本がアジア王者の称号を手にした。
宿敵日本に敗れた韓国メディア側からは、タイ人のモンコルチャイ・ペチスリ主審判定に異議を唱える声が続出。日本の先制FKにつながった場面でDFコ・ジョンヒョンの反則が2枚目の警告と判断され退場処分になったジャッジ、そして後半38分にはFWキム・ミョンジュンがエリア内でGKに倒されながらノーファウルとなった判定にはとりわけ納得がいかず、その怒りは増幅していた。
韓国放送局「MBC」は「選手たちが泣かせた判定議論」と見出しを打ち、韓国の様子をレポート。チームを率いるビョン・ソンファン監督は「なんでファウルじゃないんだ? これはファウルじゃないのか?」と抗議したが、判定が変わることはなかったとしている。
MFカン・ミヌは、「必ず勝たなければいけない試合だった。0-3で敗れてすごく残念だし、いろんな予期せぬことがあったけど、それも試合の一部だと思うしか(ない)…」と悔やみ、ビョン・ソンファン監督も「意図せず試合の流れが変わってしまった。選手たちが涙を流す姿を見て、監督として心が痛んだ」と語ったという。
もっとも、記事では「釈然としない判定だったが、実力差もあった勝負だった」とも触れており、年代別代表を含めて日韓戦で5試合連続で0-3黒星という現実を受け入れざるを得ない様子だった。