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“世界選抜”レアルを支えるスペイン人選手の輝き 宿敵バルサを凌ぐ強さの秘訣とは
スター軍団を支える各国代表クラスのバックアッパー
現在リーガ・エスパニョーラで首位をキープするレアル・マドリード。特にスポットライトが当たるのはFWギャレス・ベイル、FWカリム・ベンゼマ、FWクリスティアーノ・ロナウドの「BBCトリオ」だが、チーム全体を見ると控えメンバーにまで代表の主軸クラス、そしてスペインの将来を担う選手が揃う。彼らの現状を知ると“白い巨人”が持つ地力が見えてくる――。
今季開幕直後、現地紙「マルカ」は2つのアンケートを取った。一つは過去20シーズンのレアルの布陣を見ての「一番豪華な選手層」、そしてもう一つは宿敵バルセロナとの今季のサブメンバーを並べて「どちらの層が厚いか」という比較だ。最初のアンケートはいわゆる“銀河系軍団”時代の2000年代前半を押しのけ、今季のチーム構成が約28%もの高支持率でトップに立った。2番目のアンケートは55%の得票率でバルサに勝利した。
BBCトリオはもちろん、中盤にはMFトニ・クロース、MFルカ・モドリッチ、そして昨季ブレークしたMFカゼミーロ。最終ラインにはスペイン代表主将のDFセルヒオ・ラモスを筆頭にDFペペ、左サイドバックにはDFマルセロ、守護神もGKケイラー・ナバスと各国のメーンキャストがずらりと並び、攻守のバランスを見ても、辛口で鳴るマドリディスタも万全の布陣だと見ていたのだろう。
しかし、シーズンが進むと前述した選手にアクシデントが次々と起きる。まず9月下旬にマルセロが負傷離脱すると、それに続いてレアルの本拠地であるサンチャゴ・ベルナベウで出場すれば30戦無敗の記録を樹立していたカゼミーロが、左足腓骨を骨折。その直後にモドリッチが左ひざ軟骨を損傷し、全治4週間と診断されるなど、一気に野戦病院と化した。