札幌がJ2を制覇し5年ぶりのJ1昇格! 清水も怒涛の9連勝で1年でのJ1復帰を果たす

松本もホームで3-2と勝利も一歩及ばず

 J2リーグ最終節が20日、14時から全11試合が一斉にキックオフされ、前節終了時点で首位のコンサドーレ札幌がホームでツエーゲン金沢と0-0のドローに終わり、J2優勝と5年ぶりのJ1昇格を決定。また2位争いは、前節2位の清水エスパルスが敵地で徳島ヴォルティスに2-1と勝ち、3位の松本山雅FCもホームで横浜FCに3-2と勝利し勝ち点84で並んだが、得失点差で上回った清水が昨季の悪夢の初降格から1年でのJ1復帰を果たした。

 今季最後のゲームを迎えても昇格決定チームが1つも生まれない大混戦の争いは、最終節もピッチ上で繰り広げられた。前半終了時点で札幌と金沢が0-0、徳島と清水が1-1、松本と横浜FCも1-1と3会場すべてが引き分けのまま、運命の後半に突入した。

 先に動いたのは松本で、後半5分にFW高崎寛之が勝ち越し弾。この時点では2位に浮上する状況を手にしたが、4分後に痛恨の失点を喫してしまう。

 その後首位の札幌、2位の清水とも重苦しい空気のなかで時計の針が進んでいくが、次にスコアを動かしたのは清水だった。後半28分、途中出場のMF金子翔太が貴重な勝ち越しゴールを奪い、J1昇格を大きく引き寄せる怒涛の9連勝を果たした。

 諦めない松本も後半37分、CKから途中出場のFW三島康平がゴールを決めて横浜FCに3-2と勝ち越すが、一歩及ばず。激しい昇格争いを繰り広げた3チームの争いは、前節の順位どおり、札幌と清水がJ1自動昇格を決めた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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