興梠慎三、J1出場数500試合目前も平然「あっという間」 シュート成功率24.5%は100得点以上の選手で歴代トップ
7月8日のFC東京戦に出場すれば史上10人目のJ1通算500試合出場を達成
浦和レッズのFW興梠慎三は、7月8日のJ1リーグ第20節FC東京戦に出場すれば、史上10人目のJ1通算500試合出場を達成する。FWでは初となる記録になるが、「自分でもここまで達成できると思っていなかった」と話した。
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興梠は宮崎県の鵬翔高校から2005年に鹿島アントラーズに入団してプロ入り。13年に浦和レッズへと移籍して今に至る。積み上げてきたJ1通算出場試合数は7月1日のJ1第19節サガン鳥栖戦で499試合となった。現時点では歴代10位の記録で、次のゲームに大台達成が懸かる。
上位9人を見ると、GKが3人でほかの6人は最終ラインから中盤の選手たちが並ぶ。興梠は「記録はすごく嬉しく思うし、あまり怪我をしてこなかったので記録が伸びたと思う。強い身体に産んでくれた親に感謝したい。チームメイトや今まで携わってくれた監督とか、みんなに感謝したい」と話した。
自身にとって大きな節目の試合だが、興梠は「あっという間だった感じ。まだ上には上がいるし、1試合でも多く出られるように頑張りたい。自分がどうこうというよりは、ホームで戦えるし上に食らいつくためには勝利が必要。500試合がどうこうというのは特にない」とチームの勝利を優先して考える。
リーグ戦は2連勝中で、6月28日の湘南ベルマーレ戦では興梠自身が先制点を挙げたように前線の選手たちのゴールも増えてきたが、「FWが点を取れるとチームが勢いづく。それはチームにとってプラス材料だし続けたい」と、クールな言葉で意気込みを語った。
昨季は北海道コンサドーレ札幌に期限付き移籍していたので、今季は2シーズンぶりの復帰になる。自身はJ1通算573試合出場で興梠とともに浦和の両ゴール前を支えてきたGK西川周作は「彼がいるといないでは全然違う。慎三が『集中していこう』と一言かけると、しっかりチームが引き締まる」と、そのリーダーシップと存在感を語った。
このポジションでの出場試合数についてMF関根貴大は「前の選手は結果を出さないといけなくて、怪我をしなくて、走れないといけない」と、その偉大さを語っている。実際に興梠はJ1通算得点数も歴代2位の167得点を記録しているうえに、J1通算100ゴール以上の選手15人の中ではシュート成功率が24.5%とトップの数値を残している。だからこそ、ピッチに立ち続けてきた。
スタメン出場と途中出場を繰り返している興梠だが、ホームで迎えるFC東京戦でピッチに立つ可能性は非常に高い。埼玉スタジアムで自身の節目を祝うゴールを自ら決める浦和のエースの姿に期待が懸かる。