英代表“新10番”、リバプールでもMF起用? クラブOBが見解「クロップは中盤の真ん中でプレーさせると思う」
リバプールDFアーノルドの起用法にOBのソーンダース氏が見解
イングランド1部リバプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドは超攻撃的右サイドバックから中盤の選手へとコンバートを果たすことになるのか。
現役時代にはリバプールでもプレーした元ウェールズ代表FWディーン・ソーンダース氏は英ラジオ「talkSPORT」で「私がクロップならライトバックを買って、トレントを中盤で起用する」と持論を展開している。
アーノルドは持ち前の攻撃力、キック精度の高さを生かしてリバプールで不動の右サイドバックとして活躍してきた。一方で守備面に関しては度々議論に上がっていた。
昨シーズン途中からリバプールではボール保持の際にサイドバックからボランチの位置に上がってプレーするいわゆる偽サイドバックの役割を託されるようになり、より攻撃面で高い貢献を示すようになっていた。そして、今月行われたイングランド代表のマルタ戦(4-0)では背番号10を背負い、4-3-3システムの右インサイドハーフとして先発に抜擢された。
ソーンダース氏はアーノルドを今やイングランド最高のMFだと絶賛し、すぐにでも中盤に“完全移行”させるべきだと感じているという。
「トレントはイングランド最高のMFだと思う。ほかのどの選手よりも優れている。彼を中盤でプレーさせれば、デクラン・ライスができることはすべて全てできるし、チアゴ(・アルカンタラ)のようなパスも出せる」
ソーンダース氏は「最終的にクロップはトレントを中盤の真ん中でプレーさせると思う」と中盤起用を猛プッシュしている。リバプールは今夏の移籍市場でイングランド1部ブライトンからアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター、ドイツ1部RBライプツィヒからハンガリー代表MFドミニク・ソボスライと中盤の選手を補強しているが、そのポジション争いにアーノルドも加わることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)