戦力補強の動きも活性化? ミランが148億円のスポンサー契約を実現
バルバラ社長「この契約は確実に移籍市場にも役立つ」
日本代表FW本田圭佑の所属するACミランがエミレーツ航空とのユニフォームのスポンサー契約を延長した。5年総額1億ユーロ(約148億円)の大型契約。イタリア地元紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じている。近年違約金ゼロの選手ばかり補強してきたミランだが、来年1月以降の移籍市場で補強資金を手にしたことになり、同紙も「この合意は移籍市場の助けにもなる」と伝えた。
2019―20シーズンまで大手航空会社との大型契約を延長したバルバラ・ベルルスコーニ社長は声を震わせたという。
「この契約は私が初めて最初から最後までまとめたもの。我々は堅実経営なクラブで国際的なブランドでもある。この契約は確実に移籍市場にも役立つでしょう」
同紙はバルバラ社長が3度、アラブ首長国連邦に足を運んだことに触れ、以前の契約よりもスポンサー料が40パーセント増となったことも指摘。ミランは近年資金難から、本田やジェレミー・メネズら移籍金を必要としない、契約満了の選手を獲得する戦略を取らざるを得なかったが、今回の“エミレーツ資金”で方向転換のチャンスを手にしたことになる。
「できるだけ早くチャンピオンズリーグに戻りたい。それはミランにとって当然の舞台。我々はそこに向けて全精力を傾けることになります」
バルバラ氏はそう語っている。
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12月30日にドバイでレアル・マドリードと親善試合を行うミランだが、すでにチケット10万枚は完売状態。本田を軸としたアジア市場開拓、さらに中東から資金調達することで、ミランは強豪復活への歩みを進めている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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