「バカにしているのか?」 マンU、契約満了のデ・ヘアに“無神経コメント”で英注目「ファンから非難殺到」

マンUとの契約が満了を迎えたデ・ヘア【写真:Getty Images】
マンUとの契約が満了を迎えたデ・ヘア【写真:Getty Images】

デ・ヘアが投稿したウェディングフォトにクラブが反応

 スペイン代表GKダビド・デ・ヘアは、6月30日をもってマンチェスター・ユナイテッドとの契約満了を迎えた。契約延長の交渉をユナイテッドが一方的に白紙にしたと報じられていたなか、契約満了の翌日7月1日にデ・ヘアが自身のSNSにウェディングフォトを掲載した際、ユナイテッドが投稿した“無神経なコメント”に英メディアが注目している。

 ユナイテッドはサー・アレックス・ファーガソン氏が2013年に勇退して以降、プレミアリーグ優勝から遠ざかっており、トップ4を逃すシーズンも多かった。2021-22シーズンの6位から翌シーズンは3位に浮上。UEFAチャンピオンズリーグの舞台へと舞い戻ることが叶った。

 デ・ヘアは12年間にわたってユナイテッドの守護神を務め、苦境な時期を過ごすクラブに留まる忠誠心を示し続けてきた。近年は不安定なパフォーマンスも見受けられていたが、昨季はゴールデングローブ賞にも輝き、チームを支えた。しかし、2022-23シーズン終了後、クラブは大幅な年俸ダウンの新契約を提示。それでもデ・ヘアは受け入れる姿勢を見せ、締結かに思えたが、一転してクラブがこの新契約を破棄したと伝えられている。

 功労者に対するあまりに不誠実な対応が英国内でも波紋を呼んでいたが、その後のクラブの対応に英メディアが注目。ユナイテッドとの契約が満了を迎えた翌日にデ・ヘアは妻とのウェディングフォトを自身のインスタグラムに掲載したなか、ユナイテッドは「おめでとう、ダビド!」と祝福のコメントを投稿していた。

 これに対し、英メディア「スポーツ・バイブル」は「バカにしているのか? デ・ヘアのウェディングフォトに対するユナイテッドの“無神経なコメント”に非難殺到」と見出しを打ち、「結婚式の日に彼を失業させたのは誰だ」とサポーターの怒りの発言を紹介していた。ユナイテッドのゴールマウスを長年守り続けたレジェンドとの後味の悪い契約満了を迎えた後の対応としては、確かに賢明ではなかったようだ。

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