横浜FMが湘南に4-1快勝、首位が最下位を圧倒 6連勝と4連敗で明暗くっきり
開始10分で2ゴールの横浜FMが勝利、湘南FW町野が移籍前ラストマッチでゴール
7月2日にJ1リーグ第19節の1試合が行われ、日産スタジアムで首位の横浜F・マリノスと18位の湘南ベルマーレによる神奈川ダービーが行われた。5連勝中の横浜FMと12試合未勝利と対照的なチーム状況にある両チームの一戦は、横浜FMが4-1と快勝した。
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浦和レッズ戦から先発5選手を入れ替えた湘南だが、前半6分に縦パスを左サイドのFWエウベルに入れられると、パス回しに対応できず。最後はこの試合がJ1通算200試合出場となったDF松原健がミドルシュートを叩き込んだ。
さらに前半10分にはGKソン・ボムグンの横パスが緩くなり、FWヤン・マテウスにカットされるとマテウスは中央のFWアンデルソン・ロペスへ。アンデルソン・ロペスが確実にゴールネットを揺らして、横浜FMがリードを2点に広げた。
その後も人数をかけて押し込もうとする湘南の攻めを横浜FMが食い止め、スピードのある攻撃を仕掛ける展開が続く。前半25分には湘南もカウンターから縦パスを受けたFW町野修斗がシュートに持ち込んだが、クロスバーをわずかに越えた。この試合を最後にドイツ2部ホルシュタイン・キールへ移籍する町野は、同32分にも高い位置でキープ力を見せたが、そこからのプレーに精度を欠いた。
湘南は36分に前半で最大のチャンスを作り、FW大橋祐紀が最終ラインの裏でMF小野瀬康介が左足で入れたクロスを受け、ヘディングでゴールを狙ったが、GKに阻まれている。
その後も横浜FMはエリア内でエウベルがフリーでボールを受ける場面もあったが、プレーが雑なプレーでチャンスを潰し、そのまま前半は横浜FMが2-0とリードしたまま終えた。
後半のスタートから2選手を入れ替えた湘南は、出場したばかりのFWタリクがボールを運び、チャンスメイク。MF中野嘉大が鋭いシュートを枠に飛ばしたが、GK一森純の好セーブに阻まれた。良いスタートを切った湘南だったが、横浜FMは後半6分にハーフウェーライン付近でボールを奪うと、そこから速攻を仕掛け、最後はヤン・マテウスの左足クロスにアンデルソン・ロペスがヘディングで合わせて3点目を決めた。
横浜FMの勝利が決定的になり、試合はよりオープンな打ち合いの展開となる。そのなかでも横浜FMはブラジル人3トップが迫力のある攻撃を見せたが、4点目は決められない。逆に湘南は後半28分に小野瀬がエリア内で松原に倒されてPKを獲得する。このPKを町野がGKの逆に決めて湘南が1点を返した。
これで流れを変えたい湘南だったが、横浜FMがそれを許さない。エウベルとヤン・マテウスをベンチに下げたなかで、中盤のボールの競り合いを制した横浜FMは、途中出場のMF水沼宏太がシュートを枠に飛ばす。GKが弾いたところを同じく途中出場のFW植中朝日が押し込んだ。
このまま試合は4-1で横浜FMが勝利。連勝を6に伸ばすとともに、2位名古屋グランパスとの勝ち点差を4としている。一方、湘南は4連敗。直近3試合で14失点を喫したことで得失点差でも厳しい状況になっている。