森保監督、U-20日本代表キャプテンのMF松木玖生を評価 「運動量があってハードワークをしながら…」

日本代表の森保一監督【写真:ロイター】
日本代表の森保一監督【写真:ロイター】

7月1日のFC東京×柏を視察

 日本代表の森保一監督は7月1日、味の素スタジアムで行われたJ1リーグ第19節のFC東京と柏レイソルの一戦を視察。試合後、報道陣の囲み取材に応じて、ドイツ代表とトルコ代表と対戦することが発表された9月シリーズ(9日ドイツ代表戦、12日トルコ代表戦)に向けてコメントをしている。

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 2002年の日韓ワールドカップ(W杯)以来となるトルコ代表との試合が決まったが、森保監督は「まずはヨーロッパで力のあるチームと強化試合ができるということで、我々にとってはこれからの成長のために非常にいい相手と試合が組んでいただけたと思います」と、感想を口にした。

 そして、9月の2試合での狙いについて「まずは選手を試すこと。いろいろとこれから見たうえで、最終的に選手は決めていきたい。そのなかで個々のパフォーマンスを見ていきたい。同時に強い相手と戦うなかで、チームのベースの部分の底上げをより進歩させていくことと積み上げていくこと。成長につながる試合ができればと思う」と、話した。

 ホームのFC東京が1-0で柏に勝利した試合では、U-20日本代表でキャプテンも務めたFC東京のMF松木玖生がフル出場を果たし、セットプレーなどで見せ場を作った。日本代表への招集にも期待が懸かる若手のパフォーマンスを見ての感想を問われると、指揮官は「これまで通りの印象。運動量があってハードワークをしながら、オン、オフでボールに絡んでいく彼の良さを見させてもらったと思います。セットプレーでは、スタートからチームの勢いにつながるような武器を持っているところは見させてもらいました」と、コメントした。

 9月シリーズは、欧州各国のリーグが始まった直後に行われる。代表活動前に、早期に欧州入りして視察する予定があるのかと問われると、「それも考えていきたいですが、まだ決めていません。視察をするかどうかは決めていないが、少し前に入って代表活動に準備をしたい」と、現時点での計画を明かした。

 また、日程としてはドイツのヴォルフスブルクでドイツ代表と試合をして、中2日でベルギーのヘンクでトルコ代表と試合をすることになるが、「選手にとって、少しでも負担のかからないような移動をさせてもらえるように、(協会のスタッフには)準備をしてもらいたい。移動があっても、いい対戦相手と試合ができますし、選手たちも移動に慣れています。そのなかで自分たちの力をしっかり発揮できるように準備して戦いたい」と、過密日程について話している。

 6月シリーズでいいパフォーマンスを見せた日本代表だが、9月シリーズでは誰が代表に選出され、欧州の強豪を相手にどのような戦いを見せるだろうか。

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