浦和MF岩尾憲、衝撃50m超ゴラッソは「空いているのが見えて…」 狙っていた一撃の裏に“的確アドバイス”

浦和の岩尾憲【写真:Getty Images】
浦和の岩尾憲【写真:Getty Images】

試合後に明かしたジョアン・ミレッGKコーチからのアドバイス

 浦和レッズのMF岩尾憲が、7月1日のJ1リーグ第19節サガン鳥栖戦で自陣から50メートル強のスーパーロング弾を決めて、2-1の逆転勝利に貢献した。試合後、ジョアン・ミレッGKコーチからのアドバイスがあったことを明かしている。

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 1-1の同点で迎えた前半38分、浦和はハーフウェーライン近くでFWホセ・カンテがファウルを受けた。そのボールに歩み寄ってきた岩尾は、鳥栖のGK朴一圭が前に出ていたところを見逃さずにロングシュート。ハーフウェーラインよりやや自陣、50メートル強から放たれたボールは懸命に戻る朴の頭を越えてゴール内へ吸い込まれた。

 このゴールについて岩尾は「何ゲームか前、川崎(フロンターレ)とやった時もGKが積極的にビルドアップに参加するチームに対して、GKのジョアンコーチからGKはシュートを打たれると対応が難しいと。川崎戦ではトライできなかったけど今日はいい形で空いているのが見えて、思い切って振り抜いて良かった」と、GKの立場からのアドバイスがあったことを明かした。

 浦和は6月24日のリーグ戦、その川崎フロンターレ戦ではMF関根貴大が約50メートルのロングシュートを決めていた。この日、ボランチの一角からゲームメイクする岩尾が、前方にポジションを取る相手GKのスキを見逃さない一撃を決めたが、チーム全体でそうした狙いを持っていたことが結果につながった。

 中2日の厳しい日程で後半25分に交代となった岩尾だが、「できれば90分を走り切りたい気持ちはあったけど、チームに迷惑をかけても仕方ない。最大の目的はチームが勝つことなので交代を申し出た。誰が出ても厳しい競争をしているし、代わって何か心配をすることはない」とコメント。「言い訳せずに今日の目的は勝ち点3だと監督からもミーティングであった。結果としてアウェーで難しい試合でも勝ち点3を取れたのはチームの努力のたまものだと思う」と、勝利を振り返っていた。

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