神戸、イニエスタのラストマッチは1-1のドロー 名手の花道へ意地見せる…後半40分に同点弾
イニエスタはトップ下で先発出場
ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは7月1日、J1リーグ第19節北海道コンサドーレ札幌戦でラストマッチを迎えた。今季4試合目の出場で初先発を飾った背番号8。入場時にはイニエスタ自身がデザインとなった圧巻のコレオが会場を包んだ。主将マークを巻いたイニエスタは自身の子供たちとともに入場。超満員の2万7630人から声援が送られた。
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トップ下に入ったイニエスタがまず見せたのが前半34分、右サイドでふわりとした浮き球パスでチャンスを演出。これはDF酒井高徳に通らなかったが、最終ラインの裏を突くイニエスタらしいパスとなった。続く同36分には、ペナルティーエリア内で相手DFを1人かわしてシュート。だが、惜しくもDFにブロックされてしまった。
前半は札幌MFスパチョークが先制点を挙げ、0-1で折り返した。
後半もピッチに立ったイニエスタ。ハーフタイムにFW大迫勇也も投入されたなか、開始20秒で大迫が倒され約20メートルでフリーキツク(FK)を獲得。イニエスタがキッカーを務めると、ゴール前へのボールは味方に合わなかった。
そして、イニエスタにとって神戸のピッチに終わりが来る。同12分にMF佐々木大樹と交代が告げられると、満員のスタジアムから大歓声が送られた。主将マークを取り、MF山口蛍へ渡すと佐々木とハグしてピッチに一礼。札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督と約5秒間の熱い抱擁を交わした。57分間のプレーで日本での最後の試合を終えた。
1点を追う神戸は後半40分、右コーナーキック(CK)からキッカーのDF初瀬亮がピンポイントクロスを入れると、DFマテウス・トゥーレルがヘディングシュートを突き刺して同点。ベンチのイニエスタもハイタッチでゴールを噛みしめた。
試合はそのまま1-1で終了し、神戸は勝ち点1を手にした。