マンU守護神デ・ヘアの去就が迷走 古巣クラブの対応に元英代表DFが苦言「後味悪くチームを去る選手が…」
ファーディナンド氏、古巣クラブのデ・ヘアへの対応について苦言
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアは6月30日をもってクラブとの契約満了を迎えた。長年チームを支えた守護神は去就が不透明な状況となっているなか、元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は古巣のデ・ヘアへの対応について苦言を呈している。
スペインのアトレティコ・マドリードで育ったデ・ヘアは2011年にユナイテッドに加入。2015年にはレアル・マドリードへの移籍に迫ったが、移籍期限内に手続きを完了させることができないトラブルで破談となった。その後もユナイテッドでプレーを続け、今季まで12年に渡ってゴールマウスを守り続けた。
そんなデ・ヘアは6月30日をもってクラブとの契約満了を迎えた。契約延長交渉を続いているものの、一方でユナイテッドはインテルの元カメルーン代表GKアンドレ・オナナの獲得に動いており、来季もデ・ヘアがファーストチョイスとなる見込みは薄いのが現実だろう。
ユナイテッドOBで、デ・ヘアとは元チームメートの間柄でもあるファーディナンド氏は英国のポッドキャスト番組「Vibe with Five」で「おかしな状況だ。デ・ヘアがマンチェスター・ユナイテッドでもう十分かどうかは議論の余地がある」として、持論を展開している。
「彼はこのクラブに身をささげた素晴らしい選手だった。12年間ここにいて、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーにも何度も輝いた。彼は本当にクラブのために尽くした真のプロフェッショナルだ。彼の退団を求めている人がいるのも分かっている。だが、クラブの対応には少しがっかりだ。コミュニケーションの問題だ。後味悪くチームを去る選手が多くなっている。これはよくないことだ。選手にとってはフェアじゃない」
デ・ヘアは来季もチームに残る可能性は残っているものの、ファーディナンド氏は古巣の選手への対応に疑問を感じていたようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)