神戸イニエスタの最も記憶に残る瞬間 ピッチ内での圧巻プレー、ファンに見せた“誠実”な姿【読者投票】
ファン・サポーターの心に残ったワンシーンは?
元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、7月1日のJ1リーグ第19節北海道コンサドーレ札幌戦でヴィッセル神戸でのラストマッチを迎える。2018年夏にスペイン1部FCバルセロナから電撃加入し、約5年間のJリーグ生活を送った。「FOOTBALL ZONE」では、日本列島を沸かした名手の貢献や素顔に迫る特集を展開。今回は、読者アンケートでイニエスタの印象に残ったシーンを集めた。
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ピッチ内ではゴール・アシストシーンだけではなく、プレー中のさりげないトラップから、局面を打開するパスなど、随所にハイレベルな技術を披露してきた。アンケート内では、2018年8月11日に行われたJ1リーグ第21節ジュビロ磐田戦(2-0)でのゴールが最も票を集めた。
来日後、出場3試合目となった一戦で前半15分、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキのスルーパスに反応したイニエスタ。ペナルティーエリア(PA)でボールを受けると、うしろ向きから華麗なターンで相手DFを交わし、右足シュートでゴールネットを揺らした。ポドルスキのアシストとイニエスタのワールドクラスの一撃として今でもファン・サポーターの記憶に刻まれている。
2番目に票を集めたのもイニエスタの妙技で、2019年8月23日に行われたリーグ戦第24節サガン鳥栖戦(6-1)で3点目の起点になった圧巻のロングパスだった。元日本代表FW田中順也のゴールをお膳立てしたロングパスも、イニエスタがJリーグで魅せた圧巻プレーの1つと言えるはずだ。
一方で、ピッチ外で見せた名手の行動にも注目が集まった。「誠実にファンサしてくれたことが今でも忘れられません」「ピッチに向けて日本流の深いお辞儀をしている姿がとても印象的でした」「1時間ちょっと前までプレーしていた試合後にもかかわらず神戸の繁華街でショッピングしているイニエスタ選手に遭遇。サインと写真に応じてくれた事」など、ファン・サポーターにとって、真摯な対応や、丁寧な行動もファン・サポーターの心に残っている。
そして、19年の天皇杯での姿も印象的で、「カップを持ち上げた時の笑顔が最高でした」と、神戸にとって初タイトルとなったカップを掲げた瞬間も、ファン・サポーターにとっても印象深い瞬間となった。
そのほかには、「ピッチ内でもピッチ外でも尊敬する素晴らしい選手」「本当に大好きです」「また神戸に日本に帰ってきてね!」など、イニエスタのとの別れを惜しむ声も多く寄せられた。名手のピッチ内外でのプレー、行動は多くのサッカーファンの目に留まり、その世界基準をJリーグにもたらしてくれたはずだ。