鎌田大地、サウジからの高額オファーを拒否 不透明な状況続く…ミランは「今のところすべてを保留」
ミランのEU圏外枠は残り1つ
イタリア・セリエAの名門ACミランとの契約が噂される日本代表MF鎌田大地について、イタリア衛星放送局「スポーツ・メディアセット」ではEU圏外選手枠の関係で保留されている状況にあると報じた。
ドイツのフランクフルトと6月30日で契約が満了した鎌田は、移籍金なしで次のクラブと契約できる新シーズンに向けドイツ国内ではボルシア・ドルトムントが獲得に乗り出したとされるが、ミラン行きが最有力という情勢が報じられていた。しかし、6月に入ってミランでは強化責任者を務めるクラブのOBかつレジェンドの元イタリア代表パオロ・マルディーニ氏が解任されたことで、契約が白紙に戻る可能性も指摘されていた。
また、鎌田の代理人がイタリアで活動するためのライセンス取得が終われば契約が締結される見込みとされていたが、その間にミランはチェルシーからEU圏外選手枠を1つ使用するイングランド代表MFルベン・ロフタス=チークの獲得を発表。このため、ミランが使用できる枠は残り1つになった。
さらにレポートでは「鎌田はACミランを強く望んでいるため、アル・ヒラルというサウジアラビアからの超高額入札にノーと言った。しかし、もしこの日本人選手と契約を結べば、ビジャレアルの(ナイジェリア代表FW)サミュエル・チュクエゼなど、他のEU圏外の選手を獲得できなくなるため、ロッソネリは今のところすべてを保留にしている」とされている。
鎌田には今夏の移籍市場で方々に高額オファーを連発しているサウジアラビアからのオファーも届いたようだが、ミラン側は鎌田を含む数人の選手を天秤にかけている状況とされる。ミランの内部人事問題や、数年前にイギリスがEUを離脱した影響がこのような形で出ている部分もあるが、予断を許さない状況のようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)