MF川村楽人のドリブル突破シーンに脚光

　U-17日本代表は6月29日に行われたアジアカップの準決勝でU-17イラン代表を3-0で下し、7月2日の決勝へ駒を進めた。前半からチャンスを作り得点を重ねたなか、果敢な仕掛けで存在感を発揮したドリブラーのプレーぶりが話題に。SNS上では日本代表MF三笘薫（ブライトン）を彷彿とさせるとの指摘が相次いでいる。

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　日本は前半10分、MF矢田龍之介（清水エスパルスユース）のミドルシュートで先制すると、同25分にはMF佐藤龍之介が放ったシュートがGKに弾かれたセカンドボールをMF山本丈偉が前方へつなぎFW望月耕平がフィニッシュ。後半にも佐藤が相手の壁下をグラウンダーで抜く技ありフリーキックを叩き込み、3-0で快勝した。

　個々の特徴が光ったなかでも、SNS上で脚光を浴びたのがMF川村楽人（東京ヴェルディユース）の鋭い仕掛けだった。前半10分の先制ゴールシーンでは、敵陣左サイド深くでパスを受けると相手とのマッチアップで懐の深い切り返しで翻弄。マイナスのクロスを送った流れから矢田のミドル弾を導いた。

　このシーン以外でも、ボールを受ければ鋭い突破で脅威を与えた川村。その姿はイングランドのプレミアリーグでインパクトを放った三笘をどことなく彷彿させるプレーでもあり、SNS上では「三笘薫っぽい」「似てる」「どことなく三笘を想い起こす」「仕掛け良い！」などといった指摘が寄せられた。

　川村は今大会ここまで4試合に出場。スタメン出場はグループリーグ3戦目のU-17インド代表戦（8-4）と準決勝のイラン戦の2試合で、インド戦ではゴールラッシュの口火を切る先制点をマークした。持ち味のドリブル突破への注目度は増しており、大会連覇が懸かる決勝でのパフォーマンスにも期待が懸かる。