U-17日本代表がアジア杯決勝進出! 矢田、望月、佐藤弾でイランを3-0撃破…大会2連覇へ王手

日本は決勝に進出【写真:Getty Images】
日本は決勝に進出【写真:Getty Images】

決勝進出を懸けて、準決勝でU-17イランと対戦

 若き日本代表がアジアの頂点へ王手をかけた。U-17アジアカップの準決勝で6月29日にU-17イラン代表と対戦したU-20日本代表は、前半途中からの豪雨や雷の影響で試合が一時中断するアクシデントにも動じずに3-0の勝利を飾った。これで日本は大会連覇を懸け、7月2日の決勝へと進出した。

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 日本は26日の準々決勝でU-17オーストラリア代表を下し、11月に開幕のU-17ワールドカップ(W杯)への出場権を手に入れた。このアジアカップでの大きな目標を1つ達成し、残すはアジア王者を目指す戦いになった。

 その日本は前半10分、左サイドでドリブル突破が持ち味のMF川村楽人が縦に仕掛けるとマイナスのラストパス。そこにMF矢田龍之介が走り込むと左足シュートでゴール左上を正確に捉えて先制点を手にした。

 前半20分にはGK後藤亘からのパスがペナルティーエリア内で相手にカットされる大ピンチを招いたが、すぐに後藤が反応して距離を詰めたことでシュートを枠に打たせずに事なきを得た。逆に日本は前半25分、MF佐藤龍之介が放ったシュートを相手GKに弾かれたところ、セカンドボールをMF山本丈偉が前方へつなぎFW望月耕平がペナルティーエリア内から冷静にゴール。2-0とリードを広げた。

 前半途中に強い雨が降り始めた環境でも日本は動じることなく、このまま2点リードで前半を終えた。かなり水分を含んだ状態のピッチでスタートした後半だが、9分を経過する少し前に雷鳴が響く影響からレフェリーが試合中断を決定した。

 約10分の中断を終えて再開されたゲームでは、全体的に日本が主導権を譲らずにプレーした。そして後半29分、ペナルティーエリアのすぐ外、やや左サイド寄りで得たフリーキックのチャンスにキッカーの佐藤はジャンプする壁の下をグラウンダーで抜くシュートを選択。これが見事にゴールへ吸い込まれて3-0とした。

 このまま3点差で試合を終えた日本は、7月2日の決勝へと進出。前回の2018年大会覇者でもあるなか、アジア王者の称号を手土産に世界の舞台へ挑むべく、最後の1試合に臨む。

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