セビージャ清武がデポルティボ戦メンバー外に 「代表選手で唯一外れる」と地元紙報じる
ナスリ不在のチャンスを逃す格好に…
セビージャの日本代表MF清武弘嗣が、19日の敵地デポルティボ・ラ・コルーニャ戦の遠征メンバーから外れたことが明らかになった。スペイン地元紙「マルカ」が報じている。
清武は遠征メンバーの18人から外れた。「セビージャに残り、休暇となるのは清武だ。日本では2試合プレーし、長距離移動もあった」と報じられ、「代表選手では清武だけが外れる」という。清武は11日のオマーン戦と15日のサウジアラビア戦でトップ下で先発し、勝利に貢献している。だがタレントが揃い、熾烈なポジション争いが繰り広げられるセビージャでは、日本への長距離移動は完全にマイナス材料となっているようだ。
エースのMFサミル・ナスリも、コンディションの問題で遠征メンバーから外れる今回の一戦は、清武にとっては千載一遇のアピールチャンスとなるはずだったが、これを逃す格好となった。
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督はサウジ戦後の記者会見で「本田、岡崎、香川、全員ですね。クラブで厳しい状況にあるのは知っている。彼らには、先発を取りなさい。先発を取れるクラブに行きなさい」と語っていた。
レスター岡崎慎司、ドルトムント香川真司と並び、日本代表で最もハイレベルなポジション争いに身を置く清武は、来年1月の移籍報道も出ている。ハリル監督からクラブでベンチ要員の選手に移籍勧告も飛び出すなか、スペインの強豪での挑戦は半年で終わりを告げるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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