J2東京Vが冨樫監督の今季限りでの退任を発表 昨季躍進も今季は下位に低迷
勝負の3シーズン目も上位に導けず
J2の東京ヴェルディは19日、冨樫剛一監督の退任を発表した。
東京Vの前身である読売クラブの下部組織で育った冨樫監督は、現役時代はDFとして活躍。引退後は指導者の道に進み、下部組織のコーチを歴任してきた。
2014年9月に三浦泰年前監督(現カターレ富山監督)の解任を受け、ユース監督から昇格。J3降格危機を回避し20位で終えると、翌15年はリーグ中盤戦に快進撃を見せ、一時は自動昇格圏に迫る3位にまで順位を上げたが、その後失速し8位で終えた。
そして体制3年目を迎えた今季は、序盤戦から思うように勝ち点を獲得できずに下位に低迷し、第41節終了時点で18位。J3降格は免れたものの、20日の最終節・岐阜戦を前に指揮官の退任が発表された。
冨樫監督はクラブを通じて、「2年3カ月もの間、こんなに信頼できるスタッフ、選手と戦えたことを誇りに思います。また、どんな時にもサポーターの声が自分たちを後押ししてくれました。感謝しかありません。岐阜戦をヴェルディに関わるすべての人と全力で戦い、勝利を分かち合いましょう」と、最終戦で有終の美を飾ることを誓っている。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
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