バルセロナ、将来の“久保争奪戦”に向け準備着々 現地メディア「未来の至宝への目配りを怠らない」
数クラブも久保を追跡も… スペインメディアはバルサと久保の相思相愛ぶりを紹介
U-16日本代表MF久保建英が11月5日、FC東京U-23の一員としてJ3第28節AC長野パルセイロ戦(駒沢)に後半開始から登場。15歳5カ月1日のJリーグ史上最年少出場記録を更新し、スペインメディアも「未来の至宝」と絶賛している。サッカー専門メディア「Fichajes.net」は「FCバルセロナは未来の至宝への目配りを怠らない」と特集した。
久保は2015年にバルセロナから帰国を余儀なくされた。これはクラブにとっての大打撃だったという。「FIFAの制裁により、バルセロナの街全体にとっての大きな後退を余儀なくされた。新戦力の補強への懸念だけではない。バルサは18歳まで公式戦で起用できなくなったために、何人かの原石に別れを告げなければいけなかった。最も重要な事例の1つが久保建英だった」と記事では振り返っている。
惜しまれながら帰国した久保が、日本で目覚ましい活躍を見せていることに触れている。「日本サッカー界の期待の新鋭は、彼の国でアイドルになっている。最も注目されるサッカー選手の1人だ。彼は日本プロサッカー界最年少デビューを果たした」と分析している。
そして、バルセロナは久保の成長ぶりを注視。将来的な久保復帰に関する争奪戦で先手を打つ準備を整えているという。「彼を追っているのはリーガ王者だけではない。数クラブも彼を追跡しているが、関係者は選手自身の(バルサでプレーという)希望により優位性を手にしているという。彼はクラブに非常に感謝しており、将来的な復帰の可能性を歓迎している」と、記事ではバルサと久保の相思相愛ぶりを紹介している。
18歳になった時に、バルサの久保に戻ることは現状、既定路線とスペインメディアは分析している。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images