トッテナム、73億円で英代表MFマディソンの獲得合意へ 英報道「プレミア最高の攻撃的MFとして地位を確立」
トップ4返り咲きを目指すトッテナム、降格決定のレスターよりマディソン獲得へ
イングランド1部トッテナムが、同2部に降格するレスター・シティのイングランド代表MFジェームズ・マディソンの獲得で合意したと英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
レポートによれば、移籍金は4000万ポンド(約73億円)とされており、マディソンは現地時間6月28日にメディカルチェックを受けるという。イングランド1部ニューカッスルからの関心も伝えられていたが、同クラブはイタリア1部ACミランのU-21イタリア代表MFサンドロ・トナーリにターゲットをシフトしていた。
マディソンは2018年に当時英2部のノリッジ・シティからレスターに移籍。背番号10を背負い、攻撃の中心として活躍してきた。レスターは来季2部降格となったが、低迷するチームのなかでもリーグ戦30試合で10得点9アシストの成績を残していた。
「スカイ・スポーツ」のニック・ライト記者は「5シーズンに渡る活躍で、彼はプレミアリーグ最高の攻撃的MFとしての地位を確立した」とマディソンを絶賛している。
マディソンがプレミア屈指のMFという事実はデータも物語っている。レスター加入後の2018-19シーズン以降のスタッツを見ると、チャンスクリエイト数は347回でリーグ3位。これを上回るのはマンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネとリバプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドのみ。さらにビッグチャンスクリエイト数(50)はリーグ7位、アシスト数(32)は同8位、シュート数(389)は同4位といずれもトップ10以内。ゴール数(43)も同19位と高水準だ。
今季は8位と不本意な成績に終わったトッテナム。トップ4返り咲きを目指す新シーズンに向け、強力なアタッカーの補強に成功したようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)