冨安健洋はC・ロナウド以上? 過去3シーズンの「セリエA→プレミア」移籍31選手を英格付け

アーセナルの冨安健洋【写真:Getty Images】
アーセナルの冨安健洋【写真:Getty Images】

冨安は7位、3位ロメロ、2位クルゼフスキ、1位はベンタンクール

 日本代表DF冨安健洋は2021年夏にイタリア1部ボローニャからイングランド1部アーセナルへ移籍し、ミケル・アルテタ監督の下ですぐにレギュラーポジションを確保した。先の2022-23シーズンは膝の負傷による長期離脱で後半戦を棒に振ったが、左右のサイドバック(SB)でプレーできる万能性を示した。

 英メディア「Football365」は、過去3シーズンに冨安のようにイタリアからイングランドへ移籍した31選手を格付け。そこで冨安は7位にランクインした。トッテナムのクロアチア代表MFイバン・ペリシッチ(←インテル)の1つ上の順位となった。

 24歳の日本代表DFについて、記事では「負傷をしていない時には、ミケル・アルテタのディフェンスで左右両サイドをしっかりとカバーしていた」と言及。怪我が多く、離脱期間が長くなっているのは気がかりだが、そのユーティリティー性の高さを評価されている。

 冨安より上位は、5位DFティモシー・カスターニュ(アタランタ→レスター・シティ)、4位MFアシュリー・ヤング(インテル→アストン・ビラ)、3位DFクリスティアン・ロメロ(アタランタ→トッテナム)、2位MFデヤン・クルゼフスキ(ユベントス→トッテナム)、1位ロドリゴ・ベンタンクール(ユベントス→トッテナム)となった。

 補強部門の責任者を担当していたファビオ・パラテッチ氏やアントニオ・コンテ元監督の影響もあり、イタリアからの補強に関してはトッテナムが頭1つ抜けた結果を残している。

 21年にユベントスからマンチェスター・ユナイテッドへ復帰したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現アル・ナスル)は9位。そして21年にインテルからチェルシーへ加入するも鳴かず飛ばずに終わり、再びインテルに戻ったベルギー代表FWロメル・ルカクが最下位、昨夏にユベントスからリバプールに期限付き移籍したブラジル代表MFアルトゥールが30位となっている。

 過去にはブラジル代表GKアリソンやエジプト代表FWモハメド・サラー(共にローマ→リバプール)やイタリア代表MFジョルジーニョ(ナポリ→チェルシー/現アーセナル)など成功例があるイタリアからイングランドへの移籍。今夏にはニューカッスルがACミランからU-21イタリア代表MFサンドロ・トナーリの獲得に迫っているほか、インテルのイタリア代表MFニコロ・バレッラもリバプールやマンチェスター・ユナイテッドなど複数クラブによる争奪戦が噂されている。このルートで次に成功を収めるのはどの選手になるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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