「私は本能的。そして、本能的な人間は忍耐強くない」

「私は本能的だよ。そして、本能的な人間は忍耐強くない。私は、同じチームを10年も率いようという考え方ではないよ。扉は常に開かれている。それがフランスかもしれないし、イングランド、イタリアかもしれないね」

　また、もう一つの選択肢として、バルセロナを辞任した際のジョゼップ・グアルディオラ監督同様、アトレティコ退団後に1年間の休息を取る可能性も挙げられている。

　マンチェスター・ユナイテッドも当時モイーズ氏の後釜としてシメオネ監督に対し、実姉であり代理人のナタリア氏に招聘の打診をしたとされており、依然として次期監督候補として名を連ねているようだ。また、アルゼンチン人監督自身の最終的な目標もオールド・トラッフォードでの指揮であることから、マンCの就任には難色を示す可能性があるとされており、現時点ではPSGが有利な立場にあるとの見方が強い。

　シメオネ監督の今季の目標はCL制覇。それを達成した場合、アトレティコですべてのタイトルを手にすることとなる。現在最も熱視線を浴びている情熱家は、来季どのクラブで勝利の握り拳を掲げているのか。全世界から注目が集まっている。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images