日本代表MF旗手にサウジ1部クラブが興味か 現地メディアは否定的見解「引退後の村のような役割」
アル・イテハドが旗手の動向に注目
スコットランド1部セルティックに所属する日本代表MF旗手怜央には、サウジアラビア1部クラブから関心が寄せられている。旗手の去就について、スコットランド紙「デイリー・レコード」が「サウジへの移籍が不向きと思われる理由が複数ある」と見解を示した。
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旗手は2021年末にJ1川崎フロンターレからセルティックへと渡る。2季目となった2022-23シーズンは公式戦45試合に出場して9得点11アシストという結果を残し、セルティックの国内3冠に大きく貢献した。
シーズンが終了し、指揮官だったアンジェ・ポステコグルー監督のイングランド1部トッテナム行きが決定。チームメイトのFW古橋亨梧とともに、イングランド移籍の可能性も浮上していた。
そんななか、数々のスター選手を獲得し始めているサウジアラビアのクラブも旗手に興味を示す。スペイン1部レアル・マドリードからフランス代表FWカリム・ベンゼマ、同国代表MFエンゴロ・カンテを獲得したアル・イテハドが、日本人MFの獲得を狙っているとされた。
「デイリー・レコード」紙ではそのような報道を受け、「パークヘッドの逸材と目されるMFには、サウジへの移籍が不向きと思われる理由が複数ある」と移籍への否定的な意見を展開し、考察を記している。
記事では「旗手はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の魅力と、それがセルティックのトップスターにもたらす可能性を知っている。そして彼は、夢の移籍が実現するまでグラスゴーにとどまることを強く望んでいる」と、新シーズンでのCL出場を決めているセルティック残留の意思が固いと報じた。
そのうえで「彼にとってサウジは不釣り合いだ」と切り捨て、「サウジアラビアはもちろん給料も法外だし、露出も増えているが、ここ数か月はすでにエリートとしての地位を確立している選手にとっては、ほとんど引退後の村のような役割を果たしている。クリスティアーノ・ロナウドがこの傾向に着手し、30代のカリム・ベンゼマ、エンゴロ・カンテ、カリドゥ・クリバリらがそれに続いた」とリーグの特徴をさらった。
2023-24シーズンの開幕も徐々に迫るなか、旗手の去就は大きな注目を浴びることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)