鎌田大地、ミラン行きから一転…ローマ加入の可能性も? 地元メディア指摘「GMは呼び寄せるつもりだ」
MFロフタス=チーク獲得と、EU外選手の“獲得ルール”に注目
日本代表MF鎌田大地は、2022-23シーズン限りでドイツの名門フランクフルトを退団する。イタリア1部ACミランが獲得に動いているとされるなか、同じセリエAのASローマ加入の可能性も再浮上しているようだ。
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ミラン行きが最有力という情勢が報じられた鎌田だったが、6月にミランでは強化責任者を務めるクラブのOBかつレジェンドの元イタリア代表パオロ・マルディーニ氏らが電撃解任。一度移籍の動きがストップしたと複数メディアが伝えた。その後、ステファノ・ピオリ監督の“ゴーサイン”を受けて、鎌田獲得へ再び始動したと報じられている。
しかし一方で、ミランはイングランド1部チェルシーに所属するMFルベン・ロフタス=チークとの契約に近づいている。現地メディア「The Cult of Calcio」によると、ミランは「中盤を再構築するための最初のピース」として、ロフタス=チークに興味を持ち、「最終合意に達している」とされた。
ただ、もし契約が正式に成立した場合、鎌田の獲得にも影響が出るかもしれない。1つの移籍市場では、EU外選手の獲得が2人までという制限がある。「鎌田大地との契約を破棄しなければ、サミュエル・チュクウェゼやアルダ・ギュレルのような魅力的な選手獲得は除外されることになる」と記事でもその点に触れ、鎌田の移籍決定が遅れている状況を示唆した。
そうしたなか動き出したのが、同じセリエAのローマだという。現地メディア「RomaPress」では「ローマが鎌田大地への関心を再燃」と見出しを取り、「鎌田はここ数週間ミランに接近していたが、ミランは現在ほかの移籍ターゲットに目を向けている」と、獲得が遅れている現状を指摘。「鎌田はセリエAでのプレーを熱望しているため、ローマはこれを利用する可能性が高い。チアゴ・ピントGM(ゼネラル・マネージャー)は、この日本人選手を首都に呼び寄せるつもりだ」と横取りの可能性を報じている。
去就について2転3転と状況が目まぐるしく変わるなか、鎌田は最終的な決断をどう下すのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)