U-17アジアカップ準々決勝で豪州に3-1勝利、MF佐藤龍之介のキラーパスに熱視線

　U-17日本代表は6月26日、U-17アジアカップの準々決勝でU-17オーストラリア代表と対戦し、3-1で勝利。11月に開幕するU-17ワールドカップ（W杯）への出場権を獲得したなか、この試合で3点目を演出した背番号10のMF佐藤龍之介のラストパスが注目を集めている。

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　現在16歳の佐藤はFC東京U-18に所属しており、今季はルヴァンカップのグループステージで2試合に出場。16歳ながらすでにトップチームでの経験も持つプレーメーカーだ。

　試合は前半10分、右サイドの深い位置で得たスローインからFW名和田我空が右足でゴールを決めて日本が先制に成功。同23分には、最終ラインからのロングボールを左サイドでDF吉永夢希が抜け出し、中央へのラストパスをFW道脇豊が押し込んで2-0とリードを広げた。

　後半16分に1点を返されオーストリア代表に迫られるも、同29分、MF佐藤龍之介のラストパスに途中出場のFW高岡伶颯が抜け出してビッグチャンス。ドリブルで相手GKのバランスを崩し、左足でゴールネットを揺らした。

　この場面では勝利を引き寄せるゴールだけでなく、その得点を演出した佐藤のスルーパスも大きくクローズアップされ、スポーツチャンネル「DAZN」公式ツイッター上でゴールシーンが公開されると、「マジで痺れた」「パスがエグすぎる」「全てが鋭い」「何度見ても凄いパス」「パスで鳥肌立った」「キラーパス」など多くの称賛の声が上がった。

　中盤で長短のパスを使い分け攻撃を組み立てた佐藤。アジア王座を懸けさらなる闘いに挑むU-17日本代表が誇るプレーメーカーの今後のパフォーマンスに要注目だ。