三笘薫、来季もブライトンでプレーの意向&目標を公言 「ELとプレミアリーグで今季以上の順位をとる」
初の著書出版で記念トークイベントを開催
イングランド1部ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫が6月25日、初の著書となる「VISION 夢を叶える逆算思考」の出版記念のトークイベントを行った。イベントの記者会見では、書籍の内容についての具体的な質問も行われた。
著書の書き出しで、三笘は「僕には、『後世に語り継がれる選手になる』という目標がある」と綴っている。この「後世に語り継がれる選手」について、三笘にはどのようなイメージがあるのか。
「後世っていうのは、例えば僕の子供、その下の下まで行った時に『こういう選手がいたんだよ』と言ってくれるような選手になりたい。それは映像を見なくても『こういう選手がいた』『こういう結果を出した』と分かってもらえる存在。そこまで行ければ、僕もサッカーをやってきて良かったな、やってきた意味があるなと思える」
昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)で日本代表として全4試合に途中出場し、日本のベスト16進出に貢献した三笘は、所属するブライトンでも中心選手として活躍。リーグ戦でもクラブを6位に導く活躍で来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に貢献した。
現在、三笘の市場価格は日本人最高額の3200万ユーロ(約50億円)とされ、チームメイトのエクアドル代表MFモイセス・カイセドらとともにビッグクラブからの関心も報じられている。それでも今夏は移籍する考えはなく、ブライトンでプレーする考えのようだ。
著書の中で目標を持つことの重要性を記している三笘は、現在の具体的な目標を問われると、「やっぱり自分自身はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出たいというのがありますし、今シーズンはUEFAヨーロッパリーグ(EL)があるので。獲れるタイトルは全部獲っていきたいという気持ちは常に持っています。W杯はベスト16が続いていて、優勝という目標を目指しているなかで、優勝すると信じている人がどれだけいるか分かりませんが、本当に選手次第だと思っていますし、そこに関われると信じて可能性を感じているので、そこが一番の目標です」と、W杯優勝を挙げた。
さらに来季について問われると、「ELを戦えるチャンスがあるので、そこで活躍できれば、より自分の可能性も広がりますし、もっともっと高いところに登れると思います。鎌田(大地)選手が優勝して、僕も連れていきたいという気持ちがあります。そんなに簡単じゃないと思いますけど、ELとプレミアリーグで、今シーズン以上の順位をとるというのも目標です」と、ブライトンで2シーズン目を過ごす考えでいることを明かしている。
(河合 拓 / Taku Kawai)