「下手したら一発退場」 川崎MF家長の異議警告ジェスチャーに日本代表OBが見解「イライラしていたのは間違いない」

家長昭博のジェスチャーに元日本代表OBが見解【写真:Getty Images】
家長昭博のジェスチャーに元日本代表OBが見解【写真:Getty Images】

後半36分に関根にチャージしてファウル判定となったシーンで異議

 川崎フロンターレのMF家長昭博は、6月24日に行われたJ1リーグ第18節浦和レッズ戦(1-1)でイエローカードを提示された。このシーンについてさまざまな意見が出ているが、元日本代表DF栗原勇蔵氏は「間違いなくイエロー」と見解を述べている。

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 前半を0-0で折り返した試合は、エンドが変わった後半8分にスコアが動く。浦和が最終ラインから最前線を狙ったロングボールを送ると、川崎GK上福元直人が大きく飛び出しセンターサークルよりやや後方でヘディングのクリア。しかし、これが浦和MF関根貴大に渡ってしまい、無人のゴールへロングシュートを決められ川崎が失点する。

 その5分後、最終ラインでボールを保持していた浦和GK西川周作が正面からのバックパスをトラップミスしてオウンゴール。思わぬ形で川崎は同点に追い付いた。しかし後半33分に川崎にアクシデント。同29分に入ったばかりのMF小塚和季が、浦和DFアレクサンダー・ショルツに対して足の裏から飛び込む危険なタックルで一発レッドに。なんとかその後の失点は免れたものの、1-1のドローで悔いの残る試合となった。

 そのなかで、注目を集めたのは後半36分のシーン。川崎が左サイド深い位置に攻め込む最中、コーナーフラッグ付近で関根がボールに身体を入れてキープする。うしろからボールを奪おうとプレッシャーをかけた家長のファウルで試合が止まった。

 この時、家長が人差し指でこめかみを差すようなジェスチャーを示す。今村義朗主審はこの行為を見たのち、家長に対して「異議」の反則でイエローカードを与えた。

 元日本代表DF栗原氏は「間違いなくイエローカードですね。(関根に対して)ファウルもしてましたから」と言及。「このプレーの前から微妙な判定があって、家長もイライラしていたのは間違いないでしょう。仕草だけを見たら、悪いほうに捉えざるを得ず、下手したら一発退場だったと思います。最近はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)以外のところの微妙な判定がよりクローズアップされてしまいますね」と、見解を述べていた。

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