ユーベFWキエーザに流出の可能性 リバプールとニューカッスルが名乗りと伊報道「すぐに日の目を見るかもしれない」
クロップ監督はキエーザが“お気に入り”だと容認
イタリア1部の強豪ユベントスは今季、クラブの不正会計疑惑により勝ち点のはく奪処分を受け、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)への出場権を失った。それにより、イタリア代表FWフェデリコ・キエーザに流出の可能性が高まっているという。
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ユベントスはシーズン途中で勝ち点はく奪処分が決まったが、一度は撤回された。しかし、終盤戦の時期に勝ち点10のはく奪が決まったことで順位を大きく落とした。その結果、来季はCL出場が叶わなくなってしまった。
イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では、キエーザについて「ユーベにとって、2025年まで1シーズン500万ユーロ(約7億5000万円)の契約を結ぶイタリア代表ストライカーは移籍不可能な選手ではない。移籍金は6000万ユーロ(約90億円)だが、これはベースが5000万ユーロ(約75億円)でも達成可能でボーナスとして加算される」と、既定の移籍金が提示された場合は退団する可能性があるとしている。
そうしたなかで、キエーザに対しては自身のお気に入りであることを認めているユルゲン・クロップ監督が率いるイングランド1部リバプールと、サウジアラビア系ファンドから潤沢な補強資金を獲得しているニューカッスルの両クラブが動いているという。場合によっては「すぐに日の目を見るかもしれない」状況にあるようだ。
イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」では、リバプールはユベントスに4000万ユーロ(約60億円)のオファーを提示する予定だが、ユベントスは6000万ユーロのラインを維持する意向だとした。すでに駆け引きは始まっているのかもしれない。クロップ監督にとっては兼ねてから好みであることを表明していたキエーザ獲得にチャンス到来と言える状況のようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)