出場なしで一発退場 横浜FCの「乱暴な行為」判定に日本代表OBが見解「触れた程度なら厳しい」
元日本代表DF栗原勇蔵氏が見解
横浜FCは、6月24日に行われたJ1リーグ第19節京都サンガF.C.戦で1-2と逆転負けを喫した。前半アディショナルタイム、ベンチでアップしていたMF三田啓貴が出場0分で一発退場となり、元日本代表DF栗原勇蔵氏は「もし何も言っていなくて、審判に触れたくらいなら退場はないと思います」と判定に見解を述べている。
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試合は後半29分、横浜FCがFW伊藤翔のヘディング弾で先制する。しかし同39分、ホームの京都がDF麻田将吾のゴールで同点に追い付くと、その3分後にFWパトリックのダイビングヘッドで逆転に成功。横浜FCはアウェーでの勝利を逃す形となった。
横浜FCは、前半アディショナルタイムにピッチサイドでアップをしていた三田が退場となった。ルーズボールに京都FW山﨑凌吾と横浜FCのDF岩武克弥が寄せていったなか、蹴り出されてサイドラインを割った判定は京都ボールと副審が示した。
しかし、ライン際でアップをしていた横浜FCのベンチメンバーが判定に抗議。リプレイ映像では、ラストタッチが山﨑のように見え、横浜FCボールでの再開が正しいのではないかと主張する。
池内明彦主審はプレーを止め、副審と協議。そのなかで、副審に詰め寄った三田に対し、レッドカードを提示した。横浜FC側は判定に抗議するも、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)での確認も通して最終的に一発退場は変わらず。ベンチから1人、選手が退場することになった。公式記録では、三田の退場理由は「乱暴な行為」と記されている。
元日本代表DF栗原氏は、「『乱暴な行為』が退場理由というなかで、何も(審判に対して)言っていないとするなら、触れた程度での退場は厳しい印象です。仮に、審判に全く触れていないなら大問題の判定だと思います。ただ、審判に暴言を吐いて少しでも触れてしまったなら退場で仕方ない気がします」と、見解を述べていた。