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不振ドイツ、正念場は9月の日本&フランス戦か フリック体制の崩壊を現地メディア指摘「首が飛ぶ可能性が高い」
6月の代表戦で1分2敗の結果に終わる
ドイツ代表は6月に行った国際親善試合の3試合で、未勝利(1分2敗)という結果に終わった。昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)でグループリーグ敗退という屈辱を味わったドイツの今後を、現地メディアが危惧している。
昨年のカタールW杯で日本代表、スペイン代表、コスタリカ代表の入ったグループEを戦ったドイツ。初戦で日本に1-2で敗れ、大金星を献上するなど序盤から躓き、1勝1分1敗で3位となりまさかのグループリーグ敗退に。再スタートとなった2023年3月の代表ウィークでは、ペルー代表相手に2-0と勝利するも、続くベルギー代表に2-3と競り負けた。
6月にはウクライナ代表(3-3)、ポーランド代表(0-1)、コロンビア代表(0-2)と戦ったが、1勝もできず。カタールW杯の3試合を挟んで過去11試合で3勝しか挙げられていない。
W杯で4度の優勝を誇るサッカー大国の危機を、現地各メディアも報じる。ドイツ紙「ビルト」は「欧州選手権(EURO)を1年後に控え、ドイツ代表は深刻な危機に陥っている」と警鐘を鳴らし「9月はハンジ・フリック監督にとって正念場だ」と控える日本との再戦をターニングポイントに挙げた。
さらに場合によっては、指揮官交代もあり得ると記事では考察。同紙のサッカー部長クリスチャン・フォーク氏は「今度のテストで上手くいかなければ、フリックの首が飛ぶ可能性が高い」と見解を示している。
一方、ドイツのニュース番組「n-tv」でもフリック監督体制の代表の危機感を報じ「フリックは自分自身を、そして(ほとんど)すべてを変えなければならない」と変革の時が来ていると伝えた。
「6月のテストマッチは3戦未勝利に終わり、ドイツサッカー界の不安は大きい。これからどうするのか?」と疑問を問いかけ「世論調査では、代表監督はますますファンの支持と信頼を失っている」と独自の調査結果を報告。「ntv.deの投票では、フリックが適任だと確信しているのはわずか25%だった」と支持率低下を大々的に伝えた。
そのうえで、「9月9日にヴォルフスブルクで日本代表と再戦し、その3日後にはドルトムントでワールドカップ準優勝のフランス代表と対戦する。10月にはアメリカ代表との試合が控えているが、その意義がすでに問われている」と、すでにフリック監督が窮地に追い込まれていることを主張していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)