背番号10の各紙評価は及第点以上

　ACミランの日本代表FW本田圭佑が11月30日のウディネーゼ戦で2試合ぶりに先発出場し、2‐0の勝利に貢献。翌1日付の地元紙からはいずれも及第点以上のを受けた。一方で後半17分にエリア内で倒されて獲得したPKに対する評価は「微妙」「狡猾」と二分した。

　ガゼッタ・デロ・スポルトは本田に合格点の「6・5」を与えつつ、寸評では「開始直後にスプリントをかけた後、調子が落ちた。だが、あの……微妙なPKのチャンスを作った」とプレーぶりを紹介。

　この日、フランス代表FWジェレミー・メネズと絡んで好機を作った本田は後半に入り、エリア内で相手DFドミッツィと接触。PKを獲得し、ドミッツィの一発退場も誘った。この試合の勝敗を分けたワンプレーについて同紙は「微妙」と表現した。

　この試合の最優秀選手はPKと後半30分の2点目を決めたメネズで「7」。本田はこれに次ぐ評価となった。

　コリエレ・デロ・スポルトも本田に「6・5」と合格点。寸評では「前半はより優秀なプレーだった。ドミッツィのマークからもよく逃れていた。後半は、狡猾に決定的なPKチャンスを得た」と評した。マーカーの前に巧みに体を入れてPKを奪ったプレーについて、イタリアではフットボールIQの高さを示す“ずる賢さ”という表現で評価した。また同紙は最優秀選手にメネズを選出、7．5点を与えた。

　一方、トゥット・スポルトは本田に6点と及第点。「強力なスタートを切った、マークをすり抜けゴールを探していた。でも何回かミスを犯し、ゴールチャンスを逃した」と評し、序盤に攻勢を仕掛けながらもゴールを挙げられなかった点を指摘している。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images