怪我で離脱中のアーセナル冨安、“フィットネス維持”が将来を握る? 英紙が不安指摘「また繰り返すようであれば…」
右膝の怪我で手術を実施
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、今年3月に右膝の手術を実施。来季に向けた夏のプレシーズンでの復帰を目指している。英紙「デイリー・ミラー」は、「ミケル・アルテタが獲得した選手の成績は?」と問いかけ、今シーズン負傷が続いた冨安についても考察を展開した。
2021年夏に、セリエAボローニャからアーセナルへとステップアップした冨安。試合を重ねるごとに英国での評価を上げていったが、22年冬に左のふくらはぎを負傷、さらに23年3月にはUEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16セカンドレグのスポルティング戦で足を滑らせ右膝の怪我を負い途中交代した。
右膝の怪我は重症と判断され、3月に手術を実施。現在は来季に向けた夏のプレシーズンでの復帰を目指し、懸命なリハビリを続けている。そんな冨安について、「デイリー・ミラー」紙は「日本代表FWのアーセナルでの2年間を分析するのは難しい」とレポートした。
「土壇場での期限付き移籍で獲得した冨安は、右サイドバックとして輝かしいデビューシーズンを送り、瞬く間にアーセナルファンの心を掴んだ」と移籍当時の活躍を称賛。そのうえで「しかし、移籍2年目の今季は期待を大きく裏切る結果となった」と怪我での離脱に厳しい意見も展開している。
「原因の多くはフィットネスの問題であり、冨安は何らかの怪我に邪魔されることなく、コンスタントに試合に出場することができていない。来シーズンの開幕に間に合わない可能性もある」
こうした背景を踏まえ、「才能ある選手であることは間違いないが、もし冨安がピッチよりも治療台で過ごす時間の方が長いようなシーズンをまた繰り返すようであれば、アーセナルは来夏、彼を移籍させる可能性もあるだろう」とフィットネス次第では、来夏の移籍市場で放出もあり得ると考察していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)