名手ピルロが抱く後悔の念 「2010年にレアルの選手になる可能性があった」
「多くの人から連絡が来て説得されたが…」
「2010年にレアル・マドリードの選手になる可能性があったんだ。多くの人から連絡が来て説得された。だけど、ミランとの契約があって、クラブを離れることは実現しなかった」
当時、ミランで不動の存在だった司令塔のスペイン移籍は泡と消えた。ピルロが残留して臨んだ10-11シーズンと言えば、ミランが最後にスクデットを獲得したシーズンとなっている。
一方、レアルではジョゼ・モウリーニョ監督(現マンチェスター・ユナイテッド)が就任。当時からエースのFWクリスティアーノ・ロナウドが在籍していただけでなく、アンヘル・ディ・マリア(現パリ・サンジェルマン)やメスト・エジル(現アーセナル)らを獲得して、国王杯を制したシーズンだ。「if」を挙げれば切りはないが、セリエAでは実現し得なかった豪華競演はあと一歩のところまで迫っていたようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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