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英国人レフェリーが「心から感動」 東京、大阪、京都で日本文化を堪能「箸の使い方も上達しました」
J1・2試合&エルサルバドル戦を担当
イギリス出身のアンドリュー・マドレイ主審は、英国との交流プログラムで来日し、Jリーグ2試合と日本代表の1試合を担当した。日本サッカー協会(JFA)は6月22日、「審判交流プログラム実施報告」を行い、マドレイ氏のコメントを紹介している。
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普段はプレミアリーグ(英1部)で笛を吹くマドレイ主審。JFAとイングランドにおける審判員の統括組織(PGMOL/Professional Game Match Officials Limited)の審判交流プログラムの一環で今月1日に来日した。
4日のJ1リーグ第16節の浦和レッズ対鹿島アントラーズ(0-0)、11日の第17節のガンバ大阪対FC東京(3-1)、さらに15日のキリンチャレンジカップの日本対エルサルバドル代表戦(6-1)の試合を担当。17日に母国の帰路に就いたとされている。
選手やファン・サポーターから、その試合裁きに称賛の声も寄せられたマドレイ主審。当初、「初来日のため、何を期待できるかわかりませんでした。唯一分かっていたことは、JFAの同僚たちが私の面倒を見てくれるであろう、ということ、そしてそれは事実でした」と不安もあったことを明かしている。
「今回は審判交流プログラムでの来日で、自分の経験やスキルを日本の審判員と共有するとともに、彼らの経験から学ぶことで新しいスキルを身につけることができました。Jリーグのサッカーのスタイルや雰囲気を満喫しました」
J1での2試合に「どちらの試合もリスペクトに溢れていたことを楽しみました」と感謝を述べ、キリンチャレンジカップについては「試合開始4分以内にゴール、PK、レッドカード、そして2点目と、非常に活発なスタートでした」と振り返った。
その一方で、マドレイ氏は日本の文化も満喫したという。「滞在中、日本の多くの場所を訪れることができました。東京の繁華街や、スカイツリーから眼下の浅草寺までの眺めはとても素晴らしかったです」と絶賛。特に京都の街の美しさには感銘を受けたようだ。
「大阪や京都にも行きました。京都は本当に美しいですね!来日前の日本のイメージは、美しい寺院や塔、素晴らしい木々が茂る庭園、そして景色でしたが、まさにその通りで、私は日本のこの息を呑むような側面に心から感動しました」
マドレイ氏は「食べ物を含め、できるだけ多くの日本文化を体験したかったのですが、本当に最高でした。私が試したものはすべて素晴らしく、試して気に入らなかったことは1つもありませんでした。審判の技術だけでなく、箸の使い方も上達しました」と日本の文化を称賛。最後に、招待してくれたJFA、温かく迎え入れてくれた日本のファンにも感謝を述べている。
「この2週間、私を歓迎してくれた素晴らしい人々に何名も出会うことができました。主審、副審、第4審判員、VARチームから多くの指導者やアセッサーまで、日本にいる間に審判員としてだけでなく人間としての私の成長に多大な影響を与えてくれました。皆さんに個人的に感謝を述べたいところですが、皆さん1人1人と過ごした時間は一瞬一瞬が最高でした。我々は、皆さんの寛大さに心より感謝しています。これは決して私の最後の日本訪問ではありません。ありがとうございました」
日本で大切な交流、そして文化を堪能したマドレイ氏。日本のサッカー界へ、レフェリーとしての技術の高さを示してくれた。日本の文化に感銘を受けた英国人レフェリーが、また来日してくれる可能性があるのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)