柏木が誓う“浦和の10番”としてのCS制覇 苦い記憶は「準決勝を見て刺激に変える」
記者会見で吐露した苦い記憶 「時間を置くと勝てないとさんざん言われてきた」
浦和レッズのMF柏木陽介は、東京都内で開催された11月23日にスタートするJリーグチャンピオンシップ(CS)へ向けた記者会見に臨み、「浦和は時間を置けば置くほど勝てないと、さんざん言われてきた」と不安を吐露し、「準決勝の良いゲームを見て刺激に変えて、いい結果につなげたい」と、準決勝を戦う2チームの熱戦を期待する発言を残した。
浦和は年間1位を獲得したことで、このCSは29日の決勝からの登場となる。その一方で、12日に戦った天皇杯4回戦から2週間以上の試合間隔が空くことが、不安要素の一つになる。
2シーズン前の2014年、浦和はリーグ戦で首位を走り、第32節のガンバ大阪戦に勝利すればリーグ優勝が決まるところまでいったが、その際にも直前にインターナショナルマッチウィークなどが入り、3週間の試合間隔があいた。その間にチームはオフを挟んで調整に努めたが、そのG大阪戦で敗戦。残り2試合も勝利できず、目前でタイトルを逃した。その苦い記憶が、柏木の脳裏に蘇ったのかもしれない。
「正直、浦和は時間を置けば置くほど勝てないとさんざん言われてきたし、難しさはよく分かっている。最後の2試合ホーム&アウェーという状況はまた難しさがある。上がってきたチームが1試合勝って勢いに乗る難しさもある。そういう不安はあるけど、これまでと違った空き方になる。チャンピオンシップであり、素晴らしい2チームのどちらかが上がってくるので、そういう意識がいい刺激になってくれると思う。準決勝の良いゲームを見て刺激に変えて、いい結果につなげたい」
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