“風間フロンターレ”の集大成へ 中村が語るCS制覇の鍵は「どれだけ勝利にこだわれるか」

悲願のリーグ初制覇を目指す川崎 「なんとしても結果という形に変えたい」

 川崎フロンターレの不動のチームリーダーMF中村憲剛は、風間八宏体制の集大成となるJリーグチャンピオンシップに向けて「泣いても笑っても、今のメンバー、スタッフでやるのはあと2カ月。悔いの残らないようにやりたい」と、17日に東京都内で開催された同大会の記者会見で語った。

 川崎はファーストステージ、セカンドステージともに優勝には手が届かなかったが、リーグ戦34試合で勝ち点72を稼ぎ出して2位となり、このチャンピオンシップにコマを進めた。風間監督の下で2012年から攻撃的サッカーに取り組み、中村もその中心として活躍してきたが、指揮官は今季限りで退任することが発表されている。

 また、エースとして得点を重ねてきたFW大久保嘉人も、今季限りで川崎からの移籍を明言している。この“風間フロンターレ”の集大成として、チャンピオンシップは何よりも獲得したいタイトルとして中村の心の中にあるという。

「風間さんが来て自分たちのサッカーは浸透している。そして、それを独特なサッカーと評価されるところまで来た。風間さんと自分たちが作ってきたサッカーが間違いなくある。フロンターレは創立20周年という記念すべき年で、川崎市民にも期待してもらって形にしようというシーズンだった。優勝へのチャンスをつかむところまで来たので、なんとしても結果という形に変えたいと、僕も含めてフロンターレに関わる全員が思っている。泣いても笑っても、今のメンバー、スタッフでやるのはあと2カ月。悔いの残らないようにやりたい」

 

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