田中碧は「どこに移籍するかは不透明」 デュッセルドルフ退団希望に独メディアも注目
デュッセルドルフのスポーツディレクターが田中の意思を認める
ドイツ2部デュッセルドルフのMF田中碧が、クラブに退団の希望を伝えたという。ドイツの移籍情報専門サイト「transfermarkt」が報じている。
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J1川崎フロンターレのユース出身の田中は2017年にトップチームへ。19年シーズンにはベストヤングプレーヤー賞をもらうなど活躍すると、21年夏にデュッセルドルフに期限付き移籍が決まる。翌年4月にクラブ側が買取オプションを行使する形で完全移籍となり、25年6月30日までの3年契約を結んでいた。
2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)で日本代表に選出され、グループリーグ第3戦のスペイン代表戦では決勝ゴールをマークするなど日本代表としても大きな功績を残してきた田中。しかし今年4月、内側靭帯断裂の怪我で長期離脱を余儀なくされ、それ以降のシーズンを欠場した。
「transfermarkt」では、ドイツ紙「ビルト」の内容を紹介。デュッセルドルフのスポーツディレクターであるクラウス・アロフス氏が、田中が退団意向を示していることを認めているという。
過去にはドイツ1部フランクフルトへの移籍話も出ていたが、怪我の影響もありこの噂はその間に消えてしまったようだ。「transfermarkt」は「田中が夏にどこに移籍するかは不透明。確かなのは、退団条項の期限が切れているにもかかわらず、デュッセルドルフが手綱を握っていることだ」と指摘している。
「2025年までの契約にある500万ユーロ(約7億7000万円)の買取条項は5月31日に失効した。高額な移籍金でMFを獲得するクラブが現れることは、まずありえない。フォルトゥナは300万ユーロ(約4億6000万円)かそれ以上の金額で話をすることを望んでいる」
怪我の回復状態も含め、今後の田中はどういった決断をするだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)