元チリ代表FWサンチェスがアーセナル復帰を懇願 元同僚の指揮官は申し出を拒否と英紙報道
アーセナルを退団後はかつての輝きを放てず
元チリ代表FWアレクシス・サンチェスは、フランス1部マルセイユとの契約が満了を迎える。シーズン終了後に移籍金ゼロとなるサンチェスは、古巣であるイングランド1部アーセナルへの復帰を懇願したようだ。英紙「デリイー・エクスプレス」が報じている。
サンチェスはミケル・アルテタ監督に連絡し、今夏の移籍市場で自分を再獲得することをリクエストしたという。2018年にアーセナルを離れるまで、サンチェスは4シーズンにわたって在籍し、通算166試合に出場して80得点45アシストを記録。しかし、アーセナルを離れてからは、それまでの輝きを放つことができていない。
記事によれば、サンチェスはアーセナルへの復帰を強く切望しているという。しかし、かつてチームメイトだったアルテタ監督は、移籍金ゼロで獲得できるとしても、今後の計画に入らないとして、その申し出を断ったようだ。
サンチェスは、元アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンとの交換トレードという形でマンチェスター・ユナイテッドへ移籍。その後はイタリア1部インテル、マルセイユでプレーしてきたが、アーセナル時代のような活躍を見せることはできていない。
34歳になったサンチェスは、「アーセナルとは素晴らしいつながりがあり、在籍していた当時の素晴らしい記憶がある。スパーズを破った時を含めて、すべての時間が特別だった。これらは僕が心にとどめて、大切にしている思い出だ」とコメントした。
また、アーセナルを離れたことを後悔していることも認めている。「時に、そこに辿り着くまで気付かないことがある。(ユナイテッドで)最初のトレーニングを終えてから、僕にはたくさんの気づきがあった。練習後、僕は家に帰ってから家族と代理人に『どうにかしてアーセナルへ戻れないか?』と聞いたんだ。彼らは笑っていたから、僕は何かがハマらないんだ。上手くいきそうにないと伝えた。でも、僕はもう契約を済ませて、すでにそこにいた。最初の数か月、僕は同じ気持ちのままだった。チームとして1つになれていると思えなかった」と、明かしている。
理想のクラブにいたことを離れてから気づいたというサンチェス。キャリアの終盤にさしかかっているであろうアタッカーは、自身がフィットすると感じられるクラブを見つけられるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)