J3でGKキック→味方ハンドでPK献上 日本代表OBも驚き「軽率だった」「やるせない」

YS横浜が珍しいプレーでPKを相手に献上(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】
YS横浜が珍しいプレーでPKを相手に献上(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

元日本代表DF栗原氏、YS横浜が先制を許したPK献上シーンに言及

 Y.S.C.C.横浜は、6月18日に行われたJ3リーグ第14節アスルクラロ沼津戦で1-3と敗れた。この試合ではYS横浜が珍しいプレーでPKを献上してしまい、元日本代表DF栗原勇蔵氏は「軽率だった」と指摘している。

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 前半35分、YS横浜側のゴールキックのシーン。GK児玉潤がゴールエリアに一度置いたボールをグラウンダーで蹴り、左横にいたDF藤原拓也へ渡す。手でボールをキャッチした藤原がゴールキックを試みるも、ここで沼津側選手がハンドの反則ではないかと抗議した。

 山口隆平主審も一度笛でプレーを止め、副審と協議。結果、児玉のキック時にインプレーになっていたとみなされ、山口主審は藤原のハンドの反則を取って沼津にPKを与えた。まさかの形でPKを与えてしまったYS横浜はこのPKで失点すると、沼津に計3点を奪われ、1-3の敗戦となってしまった。

 ゴールキックは2019年のルール改正で、ボールが蹴られた瞬間からインプレーとなり、味方選手がペナルティーエリア内でもボールを受けることが可能になっている。

 そういった背景も踏まえ、元日本代表DF栗原氏は「これはなんともやるせないPK献上ですね。軽率だったと言わざるを得ないと思います」と感想を述べていた。

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