ネーションズリーグ優勝のスペイン、監督がPK戦の“心理状況”に言及 「落ち着くように伝えた」

スペイン代表を率いるデ・ラ・フエンテ監督【写真:ロイター】
スペイン代表を率いるデ・ラ・フエンテ監督【写真:ロイター】

スペインのフエンテ監督は選手を信頼

 スペイン代表は現地時間6月18日に行われたUEFAネーションズリーグ(NL)決勝でクロアチア代表にPK戦の末に勝利(0-0/PKスコア5-4)し、大会初優勝を果たした。デ・ラ・フエンテ監督はPK戦に突入しても落ち着いていたという。スペイン紙「AS」が報じている。

 昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)ではPK戦で際立った強さを見せたクロアチア代表。決勝トーナメント1回戦日本戦(1-1/PK3-1)、準々決勝ブラジル戦(1-1PK4-2)とPK戦を制して大会3位となった。一方のスペイン代表は、決勝トーナメント1回戦でモロッコ代表に0-0のスコアレスのあと、PK戦で0-3と敗れた。

 PK戦に突入すれば、クロアチアが優位になるかと思われたが、見事に勝利したのはスペインだった。後攻のスペインは、4-4のタイで迎えた5人目のキッカーであるDFアイメリック・ラポルテがシュートを失敗。それでも、相手のサドンデス1人目を務めたFWブルーノ・ペトコヴィッチのシュートをGKウナイ・シモンがストップすると、続くDFダニエル・カルバハルがパネンカで優勝を決めるゴールを決めた。

 フエンテ監督は「私はPK戦ではとても落ち着いていた。彼らにも落ち着くように伝えていた。私にとって彼らはチャンピオンであり、練習を見ていて彼らは相応しいと思っていた」と、語っていた。

 欧州選手権(EURO)2008、欧州選手権2012、そして2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)優勝以来、4つ目のタイトルを獲得したスペイン。11年ぶりのタイトルを得た無敵艦隊は、再び欧州をリードする存在となっていくだろうか。

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