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スペイン、PK戦を制しネーションズリーグ初制覇! 堅守クロアチアはまたも国際タイトル逃す
カタールW杯では日本と死闘を展開した2か国が激突
UEFAネーションズリーグ(NL)の決勝が現地時間6月18日に行われ、クロアチア代表とスペイン代表が激突。激戦は0-0のままPK戦にまでもつれ、最終スコア0-0(PK:5-4)でスペインが初優勝を収めている。
37歳のベテランMFルカ・モドリッチを擁するクロアチアは、準決勝で延長戦の末オランダ代表破り初の決勝進出。一方のスペインは、準決勝でイタリア代表を2-1で競り勝ち決勝へと進んでいる。
昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)では、日本代表とも死闘を繰り広げた2か国のカードとなった一戦。前半はクロアチア優勢で試合が進む。何度もサイドのクロスからシュートチャンスに持ち込もうとする。逆にスペインは、クロアチアの組織的な守備に苦戦し、ボール保持はするものの相手陣地に迫れない展開が続く。前半22分には一本のロングフォードで抜け出したMFマルセロ・ブロゾビッチがシュートを放つも、ボールはゴール上を通過した。
決勝らしく締まった試合が続くと、圧力強めるクロアチアにスペインも徐々に自分たちの流れも作る。前半42分にはDFジョルディ・アルバの左サイドからのクロスにターゲットマンであるFWアルバロ・モラタが頭で合わせるが、惜しくも枠を捉えきれなかった。
スペインは後半21分にモラタに代わりFWホセル、FWジェレミ・ピノに代わってバルセロナで10番を背負うFWアンス・ファティを投入。同36分にはスペインのMFガビがモドリッチを抱えるようにしてチャンスを阻止。この試合初のイエローカードをもらうシーンも。そんななか、同39分にはスペインに最大のチャンスを迎える。
ペナルティーエリア内フリーで受けたファティ。左足のシュートを放つも、相手DFがブロックして間一髪で防いだ。それでもこのワンシーンで攻勢を強めたスペインが、徐々にチャンスを増やしていく。
それでも両チーム最後まで得点を割らせることなく、0-0のまま90分を終了。試合は延長戦へと突入すると、スペインがさらにペースを握る。延長前半14分にはFWダニ・オルモがフリーでシュートを放つもクロスバーの上。クロアチアは延長後半5分にMFニコラ・ヴラシッチがシュートを放つも、これはGKウナイ・シモンがセーブした。
延長でも決着の付かなかった試合は、ついにPK戦に突入。先行クロアチアで始まったPK戦は、ともに3人目まで成功する。クロアチア4人目のキックをGKウナイ・シモンが残した足でセーブ。スペイン5人目は失敗したが、クロアチアは6人目を再び止められ、最後のキッカーが決めたスペインがPKスコア5-4で勝利。スペインが初優勝を飾っている。