中村敬斗の行き先は? 欧州複数クラブが興味…アストン・ビラの内情に英注目「エメリはまだ中盤のオプション強化を終えていない」
「巨大な移籍争いをかわさなければならない」と欧州複数クラブの興味を報じる
オーストリア1部LASKリンツの日本代表FW中村敬斗には、現在欧州の複数クラブから関心が寄せられている。イングランド1部アストン・ビラも興味と示していると報じられるなか、英メディア「FOOTBALL FANCAST」が「中村を巡り争奪戦を展開」と大々的に取り上げている。
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現在22歳の中村は、2018年に三菱養和SCからガンバ大阪に加入しプロとしてデビュー。19年7月にオランダ1部トゥウェンテに期限付き移籍し、初の海外へと渡った。その後、ベルギー1部シント=トロイデン、オーストリア2部FCジュニアーズへの期限付き移籍を経て、21年夏にリンツに完全移籍。今季公式戦31試合で17得点とゴールを量産し、23年3月シリーズで日本代表にも初選出された。
そうした活躍もあり、中村はイングランド1部のリバプール、アストン・ビラ、バーンリー、ドイツ1部のドルトムント、フランクフルト、ボルシアMG、フランス1部リール、ランス、リヨン、そしてオランダ1部フェイエノールトなどから注目を集めていると海外で報道されている。
「FOOTBALL FANCAST」では、「攻撃的ミッドフィルダーやワイドな役割を担う22歳の選手は、今シーズンのオーストリアリーグで頭角を現し17得点7アシスト。日本代表2試合で1度ネットを揺らしている」と中村の経歴に触れつつ、「ウナイ・エメリはまだ中盤のオプションの強化を終えていない」と指揮を執るウナイ・エメリ監督の補強候補の1人だと伝えている。
そのうえで「アストン・ビラは日本の新星、中村敬斗の獲得を視野に入れているが、今夏の契約を成立させるために、巨大な移籍争いをかわさなければならない」とライバルクラブも多い実態にも触れた。
また、最近の日本人選手の活躍にも脚光を当て「三笘薫がプレミアリーグで輝き、セルティックが複数の日本代表選手を起用し、鎌田大地がブンデスリーガで活躍するなど、ここ数シーズンの欧州トップリーグにおける日本人選手の台頭を考えると、アストン・ビラはこれまで過小評価されてきた市場に飛び込んで、幸運を掴む可能性はあるはずだ」と獲得を推奨している。
オーストリアで大幅に株を上げた日本の新鋭アタッカーが、今夏の移籍市場で1つの話題を呼んでいるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)