「ルーブルで飾って」、グリーリッシュの“冗談”をまさかの実行

　イングランド1部マンチェスター・シティは現地時間6月10日、イタリア1部インテルとのUEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝を制し、見事“トレブル”（欧州3冠）を達成した。その後に祝賀パレードが実施されたなか、イングランド代表FWの“ある一言”を巡る後日談が話題を呼んでいる。

　シティは今シーズンを圧巻の強さで駆け抜けた。プレミアリーグの逆転優勝を皮切りに、FAカップとCLを立て続けに制覇。リーグカップこそ逃したものの、それを除けば今季の欧州サッカーシーンはまさにシティの1年だったと言えるだろう。

　CL決勝後には偉業をファンと祝うべく、クラブはマンチェスター市内で祝賀パレードを実施。小雨が降り注ぐ生憎の天候のなかで行われたものの、チームとファンはかけがえのない瞬間をともした。

　そんななか、クラブ公式SNSが公開した1枚の写真にFWジャック・グリーリッシュが注目。それは、パレード用のオープントップバスで上半身裸のグリーリッシュが両手を広げ、感慨深い表情を浮かべながら佇んでいるカットだ。この1枚を本人は気に入ったようで、自身のSNSに「ルーブル（美術館）で飾って」という一言を添えて投稿した。

　すると、英ブックメーカー「パディー・パワー」公式ツイッターがグリーリッシュの一言を実行に移す“企画動画”を公開。動画内ではＡ3サイズほどの大きさでプリントアウトしたSNS投稿を館内に飾ろうと試行錯誤する様子が収められている。もちろんフランスが誇る国立美術館でこのような“悪ふざけ”が許されるはずはなく、最終的に館内のトイレに写真を飾るという妥協案でグリーリッシュの願いは実現した。

　英複数メディアが報じたこともあり、今回の動画は公開されると瞬く間に話題に。公開から1日で再生回数は34万を突破したほか、コメント欄には「グリーリッシュがジャックした」「ブラボー」「これは笑える」といった反応が寄せられている。