W杯最終予選に初出場で決勝アシストの長友 「チームが一丸になれた」と精神面での充実を強調

本田とのワンツーで抜け出し原口の決勝ゴールをお膳立て

 日本代表が誇る不屈のダイナモが、大一番での決勝ゴールを呼び込んだ。日本代表は15日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選サウジアラビア戦に2-1で勝利したが、FW原口元気の決勝ゴールをアシストしたのは左サイドを突破したDF長友佑都だった。

 1-0のリードで迎えた後半35分、長友は途中出場のFW本田圭佑とのワンツーで左サイドを抜け出すとグラウンダーのクロスを供給。MF香川真司がスルーすると、後方に入った原口が冷静に相手GKの動きを見極めて右足でゴール左に決めた。

 長友は「とにかく勝てたのでホッとしています。一人ひとりが本当にいい準備ができた。メンタル的にも絶対勝つという気持ちが出た。勝てたことは素晴らしいと思う」と、勝利を振り返った。

 長友は今回のW杯アジア最終予選では、不運に見舞われていた。9月シリーズは招集直前の負傷により辞退し、10月には国内トレーニング中の負傷でオーストラリア遠征に帯同せずイタリアに戻った。そのため、このサウジアラビア戦が今予選では初出場となっていた。その間にチームが2勝1分1敗と苦戦したこともあり、「自分が出ない時にチームが負けて悔しい思いを僕もしていた。しっかりチームに貢献したいと思った。出ていない選手の気持ちも分かる。サブも含めてチームが一丸になれたと思う」と、チーム全員での勝利を喜んだ。

 

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