- HOME
- 今日のピックアップ記事
- スペイン代表、欧州頂点に王手 マンC司令塔がタイトル渇望「トロフィーがない期間が長すぎた」
スペイン代表、欧州頂点に王手 マンC司令塔がタイトル渇望「トロフィーがない期間が長すぎた」
UEFAネーションズリーグ準決勝でイタリア撃破、MFロドリがMOM選出
UEFAネーションズリーグ(UNL)の準決勝が現地時間6月15日に行われ、スペイン代表がイタリア代表を2-1で下して2大会連続の決勝進出を果たした。
試合は前半3分にスペインがMFジェレミ・ピノ(ビジャレアル)のゴールで幸先良く先制。対するイタリアは同11分にFWチーロ・インモービレ(ラツィオ)がPKを決めて同点に追い付いた。
1-1のまま迎えた後半43分、MFロドリ(マンチェスター・シティ)の強烈なミドルシュートがDFに当たってコースが変わったところをFWホセル(エスパニョール)が至近距離から押し込み、スペインが勝ち越しに成功。そのまま2-1で試合終了を迎え、スペインがクロアチア代表の待つ決勝へと駒を進めた。
この試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)にはスペイン代表の司令塔ロドリが選出された。今季マンチェスター・シティの3冠獲得に貢献し、UEFAチャンピオンズリーグの決勝インテル戦(1-0)ではゴールを決めて、大会MVPに選出された26歳が代表戦でも輝きを放っている。UEFA公式サイトではイタリア戦のパフォーマンスについて「彼のパスはシンプルだが非常に効果的。決勝点にも絡んだ」と絶賛していた。
クラブで栄光を掴んだロドリは、代表チームでの成功にも意欲を見せている。
「このチャンスを逃すことはできない。決勝にたどり着くのは簡単なことではない。僕らはトロフィーがない期間が長すぎた。イタリアはヨーロッパ、あるいは世界を見ても最もタフなライバルだ。だからこそこの勝利を祝福している。必ずこのトロフィーを勝ち取りたい」
2000年から2010年代にかけて主要な国際大会を席巻したスペインだが、2012年の欧州選手権を最後に優勝から遠ざかっている。世代交代が進むスペインは久しぶりのタイトルを獲得することができるだろうか。
UNL決勝は現地時間6月18日に行われる。