伊藤敦樹の森保ジャパンデビュー、浦和監督が喜び 「嬉しく思う」「続く選手出て欲しい」
6月シリーズの日本代表メンバーに追加招集、エルサルバドル戦でデビュー
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は6月16日のトレーニング後に定例のオンライン会見を行い、前日に日本代表デビューを果たしたMF伊藤敦樹について「敦樹が代表チームにとってフレッシュな存在になれたのは嬉しい」と喜んだ。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
伊藤は浦和ユース出身で流通経済大学を経て2021年に浦和入り。当時のリカルド・ロドリゲス監督にルーキーイヤーから重用されて2年間で100試合近い公式戦に出場。今季スコルジャ監督が就任してからも中盤でレギュラーとして活躍し、ここまで公式戦の全試合に出場している。
そして14日午前に公開された浦和のトレーニングに参加したあと、日本代表への追加招集が決定。そこから愛知県へ移動して試合前日に代表チームに合流した状態で、15日のエルサルバドル戦のラスト15分ほどで途中出場して代表デビューする忙しすぎるスケジュールだった。
スコルジャ監督は「まずは代表選手がいることを嬉しく思う。昨シーズンも浦和から代表に行く選手は多くなかった。選手たちにはしっかりハードワークしてもらって、代表の一員になれるように頑張ってもらいたい。敦樹が代表チームにとってフレッシュな存在になれたのは嬉しい。浦和の選手も次に続く選手が出てきて欲しい」と、伊藤の代表選出を喜んでいる。
そのうえで、今季から指導する伊藤について「ファイナルサードに現れることは良くなったと思う。そういう感覚を持っている選手だと思う。ボールを奪って守備から攻撃の切り替えのところで彼の強みが出るだろう。守備のところも良くなっていて、毎試合かなりのボール奪取があると思う。ここ最近の試合ではフィニッシュでも点を取っている。そういうところも代表招集につながったのではないか。まずは代表に貢献できるようにしてもらいたい。でも、素晴らしい選手に囲まれる環境にいる。指導者も素晴らしいと思う。ですので、そこでさらに成長するポイントを見つけることができるだろう」と話した。
エルサルバドル戦では中盤のアンカーと言える位置に入ったことでゴール前に進出する場面を作るのは難しかったが、インサイドハーフまたはダブルボランチであれば浦和でも見せているようなゴール前に入り込んでいく動きとシュート精度を見せられる可能性はありそうだ。185センチの長身と厚みのある体格からも浦和の中盤で見せている強さを国際試合でも見せられるか期待される。