ハリルJ、自力W杯出場圏のB組2位に浮上! 豪州が最下位タイ戦でPK連発の壮絶ドロー

両軍でPK3本の大荒れの展開

 ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選B組タイ対オーストラリアは、PKの応酬の末にドロー決着となった。前節までグループ2位につけていたオーストラリアがタイ相手に2-2のドローに終わり、勝ち点1を得るにとどまった。この結果、日本はW杯出場権獲得圏内となるグループ2位に浮上した。

 昨年のアジアカップ王者であるオーストラリアは前半9分にPKを獲得。これを10月の日本戦でもPKを決めたMFジェディナクが成功させて、幸先良くリードを奪った。

 しかし、ここまで4戦全敗で勝ち点ゼロに終わっているタイが意地を見せる。同20分にスペインでのプレー経験のあるFWデーンダーが同点ゴールを奪い、前半を1-1で折り返す。そして後半に入って12分、今度はタイがPKを獲得すると、デーンダーが成功させて逆転に成功した。

 まさかの展開となったオーストラリアだったが、同20分にこの日両チーム3本目となるPK判定が下る。これを再びジェディナクが成功させて2-2とした。

 タイ、オーストラリアともに最後まで得点を狙ったがスコアはこのまま動かず試合終了。オーストラリアがドローに終わったことにより、サウジアラビア相手に2-1で勝利していた日本が勝ち点で上回り、グループ2位に浮上した。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング